2017年02月19日

2017主務ブログスタート

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 はじめまして。2017年度FIGHTERSの主務を務めさせていただきます、三木大己(みきたいき)と申します。1年間、Fightersで起こっている様々なことを私なりに分析し、より多くの更新で皆様に伝えていけたらと思います。至らぬ点は多くありますが、どうぞよろしくお願い致します。

 はじめに、私の略歴について紹介させていただきます。

2008年 関西学院中学部に入学
 タッチフットボール部に入部。高槻中学に3年連続で敗れ引退。

2011年 関西学院高等部に入学
 3年生時、立命館宇治高校に春秋ともに敗れ、関西2位という結果に終わる。

2014年 関西学院大学経済学部に入学
 2年生途中までDLとしてプレーし、夏にTEにコンバート。以後はTEとしてプレーし、昨年はスターターとして出場させていただきました。

 そして本年度、主務を務めさせていただきます。
 本年度は昨年度の主力メンバーが多く抜け、戦力的に大きくダウンするなど様々な課題を抱えております。そのような状況であろうとも、我々は「RICE BOWLで社会人に勝って日本一になる」と決意致しました。
 圧倒的に実力が上である相手にどこで勝負するのか、それは「総合力」に尽きると思います。一人一人の絶対に負けないという闘争心、取り組み、一学生としての姿等、全てにこだわりぬいた上で生まれるもの、それが「総合力」であると考えます。私にはその重要性を訴えチームを引っ張る責任があると思い、幹部に立候補致しました。そして、昨年のことは一切抜きにして今年のチームをどうするか、多くの仲間と話し合い、様々な意見を踏まえた上で結果として「主務になる」と決意致しました。
 昨年同様、選手からの選出ということで手探りではありますが、選手として、主務として、一人間として成長し、個人的には「社会人・立命館相手に自分のBlock、Catchでチームを勝たせる」を体現致します。
 新チームは2月より始動しております。練習やトレーニング、ミーティング等様々な場面で私自身を含めた一人一人の心の弱さが露呈するなど、まだまだ未熟な面が目立ちます。各々が自分自身の弱さと謙虚に向き合いつつそれを地道に克服し、一選手として、一人間として強い集団となり、最終的には「RICE BOWLで社会人に勝って日本一になる」を達成すべく、主将・井若、仲間とともに日々精進してまいります。
 本年度も、皆様のご声援をよろしくお願い致します。

関西学院大学体育会アメリカンフットボール部
2017年度主務 三木 大己

2017年02月10日

後輩たちへ

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 1月3日に引退してから、早くも1か月がたちました。この1か月は新しい舞台に出ていくための準備や、学生生活最後の期間として、これまでできなかったことを存分にやろうと、とても多忙な毎日を過ごしています。
 就職先での研修など、これまでは遠い存在であった違うネットワークに足を踏み入れ、多様な価値観を持った人たちと触れ合っていると、だんだんとこの1年間のことが客観的に見えてきました。最後のブログでは、この場を借りて1年間を通じて、思ったこと感じたことを後輩に向けて書きたいと思います。
 4年生になると突然、目の前に自分で考え、判断を求められるようなことが頻繁に起きます。チームの土台を作るのに非常に重要な1月のミーティングではチームの方針や目標、幹部決めなど、そのほとんどが4年生に任されており、自分たちで考えて進めていくことが本当に難しく、「ほんまにこんなに任されるんや。」と感じたのと同時に、自由に伴う責任の重さに押しつぶされそうになる毎日が始まりました。
 それ以降、毎日朝起きた時、ご飯を食べている時、1人での帰り道、「このチームをどうしようか……。」と勝手に頭の中であれこれ考えては、「答えがない」という結論にいたるという堂々巡りを繰り返していました。幹部や各パートのリーダーたちと日付が変わっても、その答えのない課題、問題についてあれやこれやと議論したのも今では良い思い出です。
 しかし、シーズンが深まっていくにつれて、勝つためのチーム作りに正解なんていうものはないんだ、ということに気が付きました。何よりも、自分たちで考えて、どんな些細なことでもいいからそれを信じて、腹をくくって実行する。それの繰り返ししか無いと感じました。どうすれば良いのか分からない時、どうしても正解を求めてしまいますが、「自分はこうやる」「自分たちはこれで結果を出す」という強い意志があれば、そのほとんどはうまくいくのではないかと思います。
 あるコーチがミーティングで「決意とは、自分で決めたことを言う。」「人が決めたことは決意とは言わない。」とおっしゃっていたのを覚えています。部員数が多くなった今だからこそ、この言葉の示す意味は大きい。「本気の本気で俺はやる。」と決めたことしか人は遂行できない、達成できない、ということです。人が掲げた目標にのっかるだけでは何も得るものがなく、途中で挫折する。そこに本当の面白さは無い。
 幸いにもここFIGHTERSは1500人を超えるOB・OGをはじめとして、監督・コーチはもちろんのこと、学校関係者や多くのファンの方々の支えの基で、「本気」でやる環境が整っています。
 下級生の皆はきっと4年生という学年が近づいてきている恐怖を抱きながらも心のどこかで「4年生になったら、頑張ろう」と思っているに違いない。私たち旧4年生はまさにそんな下級生時代を過ごしていたように思います。甲子園ボウル後のこのブログにも書いたように、連れてきてもらった甲子園と比べると、自分たちの手でつかんだ甲子園はその喜びも、見えた景色もすべてが別格でした。
 もし、自分が4年生になったとき、どうなっていたいか、何がしたいか、どんなチームがいいか、そんなことをぼんやりと考えながら、エゴを出して過ごせるのが下級生時のいいところです。4年生になってから、それまで控えメンバーだった人間が「スタメンを取る。」と言って、4年間本気でやってきてスタメンを張っている選手をたった1年で抜くのは至難の業であり、その理由はヒットドリルやアジリティを習得する難しさを知っている選手ならよくわかると思う。
 この1年間、なんとなく周りに合わせて過ごしたとしても、4年生の自分を思い描きながら過ごしても、先輩の為に本気でやったとしても、全部が4年生になった時に自分に返ってくる。熱くて固い「決意」を胸にこの1年をチーム全員で戦ってほしいと思います。
 私たち旧4年生は1年間本当に多くの方々に支えられ、叱咤激励をいただきやってくることができました。ライスボウルは残念でなりませんが、あの立命館大学に2回も勝利できた要因には、情けない4年生と後輩たちが一緒に戦ってくれたことが本当に大きいと思います。
 最後まで偉そうに書いて申し訳ありませんが、私たち2016FIGHTERSはこれから現役チームを支える立場に回ります。これまで応援して、支えていただいた分、新チームをしっかりと支えていきたいと思います。1年間このブログにもお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました。そして、2017年度FIGHTERSにもこれまでと変わらぬ、皆様の温かいご声援をよろしくお願いいたします。

関西学院大学FIGHTERS 
2016年度主務 石井 宏典

2017年01月05日

ありがとうございました

 第70回ライスボウル、2年ぶりの富士通戦は13−30で敗れました。結果以上にその内容は僕達4年生の詰めの甘い1年間を象徴するような試合だったのではないかと感じています。
 これをもちまして、2016年度FIGHTERSの戦いが幕を閉じました。ここには書ききれないほどの多くの方に助けられた学年だったのではないでしょうか。特に秋シーズンに入るまでは、情けない私たち4年生に多くのOB・OGの方々が話を聞いてくださり、力を貸してくださりました。本当にありがとうございました。
 時計がゼロになった時、負けたことに対する悔しさはもちろんありましたが、それと同時に私たちの事を本気で支えて、どこのチームにも負けない熱い応援してくださったOB・OG、後援会、ファンの皆様、休みの日でも朝から晩まで私たちに時間を割いてくださったコーチの方々、そしてこんな4年生を信じてここまでついてきてくれた後輩たちに勝利の瞬間を見せたかった、申し訳ない、という思いでいました。結果は残念でなりませんが、試合前ハドルで主将の山岸が言ったように、このチームでライスボウルという大舞台に挑めたことを誇りに思います。それが何よりも幸せなことでした。
 後輩たちは今回の試合を経てそれぞれにいろんなことを感じたと思います。ここからまた、新しいFIGHTERSが生まれます。私たちが1つ上の先輩方の代から学んだように、しっかりと僕たちを踏み台にして、もっと強くて、もっとかっこいい“自分たちのFIGHTERS”を作っていってほしいと思います。
 4年生は社会に出ていきますが、この4年間で学んだFight Hardをいつまでも胸に刻んで精進してまいります。本当にありがとうございました。これからも関西学院大学FIGHTERSにご声援よろしくお願いいたします。
今回のブログでは感謝の気持ちを簡単にまとめさせていただきました。少しずつ頭と心の整理をして、今年1年を振り返って書かせていただきます。あと1回だけ私のブログにもお付き合いください。よろしくお願いいたします。

2017年01月01日

Fight Hard

 慌ただしい、落ち着かない年明けが久しぶりにやってきました。世間が年末年始ムードなのをよそめに、目の前の練習に取り組み、少し落ち着いてテレビを見ても、目前に控えている強敵の姿が嫌でも頭をよぎって、内容が頭に入ってこない。3日の試合が終わるまでは年が明けた気がしないような、そんな正月を2年ぶりに過ごせていることに幸せを感じています。
 1月3日のライスボウル、我々2016年FIGHTERSの最終戦となります。思い起こせば、今シーズンのはじめに、「もうどこにも負けたくない」「相手は関係ない、全部勝とう」そんな想いをもって、今シーズン「社会人に勝つ」ということを目標に掲げてきました。これまでのシーズンをご覧になってわかるように、社会人を倒すと言えるほどの力は無く、ただただ目の前の1試合、そして昨年敗れた立命館大学を倒すためにもがいてきました。初戦から毎試合、何とか成長しようと必死で、息つく間もない怒涛のシーズンで、気が付けばここまで来ていた、というような感覚です。
 これまでの歴史で、関学が社会人に勝ったことがあるのは1度だけ。多くの先輩方が死に物狂いで準備をして社会人に挑み、敗れてきた姿を私たちはこの目で見てきました。これはあくまでも私がやってきた4年間を思い出して感じていることですが、過去の3年間は連覇の中であったことも影響してか、どこか「勝たなくてはならない」。そんな雰囲気が重くのしかかっていたように思います。もちろん私たちは勝つことしか考えていません。ただ、今このチームにある想いは「勝たなくてはならない」というよりも「なんとかして勝とう」という想いが大きいように感じています。うまく表現はできませんが、自分たちが弱いこと、下手なことは十分わかっているので、社会人相手に臆することなく、自分たちの「Fight Hard」を思いっきりぶつけてやろう。そんな雰囲気を感じています。
 ただ、試合であの外国人選手が目の前に来た時に、ここぞという勝負所で自分に出番が回ってきた時、けが人が出て突然試合に出ることになった時に、強気にプレーできるかどうかは試合にならないとわかりません。どんなに劣勢だろうと、優勢だとしても、目の前の1プレーに魂を込めて。4年生は泣いても笑っても最終戦。自分のフットボール人生をかけて、自分達を信じてやるしかありません。今はまだ不安に向き合って、悩んで、「Fight on, KWANSEI」を歌うまではいろんなイメージを自分自身の中で繰り返す。その時間こそが試合中に自分の背中を押してくれる。なんだか毎試合同じようなことを言っているような気もしますが、それこそが「Fight Hard」なんだと思います。
 1月3日、今年一番のFight Hardを試合終了の笛が鳴るまでやり続け、最高のゲームをお見せできるように準備してまいります。最後まで皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします。

2016年12月20日

約束の聖地

 今年の春、新チームが始動して間もない頃、トレーニング合宿が行われました。1日のトレーニングを終えて、全体でミーティングをした後、みんなが部屋に戻った後で幹部と次のような話をしたのを覚えています。
 「甲子園で入場したいなぁ。」
 「しんどい時、甲子園でプレーするの思い出したら頑張れるわ。」
 「もう1回あそこでやりたいなぁ。」
 「絶対甲子園行こう。全員で入場しよう。」
 一昨日の甲子園ボウル入場の際にそんな春シーズンからあった出来事が全て走馬灯のように頭に浮かんできて涙がこみ上げてきました。
 早稲田大学は初めて対戦する相手であり、未知なことが多く、前日までは得体のしれない不安にかられていましたが、無事に勝利することができ、ようやくライスボウルへの出場権を手に入れました。試合後の真っ青なスタンドに向かって歌った空の翼、その後の記念撮影、全てが2年前、先輩方に連れてきてもらった甲子園よりも最高で、幸せな時間でした。
 「自分でやるからおもしろい。」
 これに尽きると思います。
 立命館大学戦や甲子園ボウル、ライスボウル、こういった大一番のゲームで自分達の力を発揮するのは難しい、と毎試合つくづく感じています。不安に感じて練習をして、いろんなことを想定して準備をして、試合に挑んではいますが、点差やシチュエーションを考えずに何があっても目の前の1プレーに集中し続けるのは並大抵の覚悟ではできない。そこには「自分は何をしたい」「自分はこうやってやる」「自分はこうなりたい」そういった強い想いがあって初めてなせることです。
 今シーズンのはじめ、社会人と自分たちは何が違うのか、を考えたときに出てきたのは「フットボールへの向き合い方」でした。彼らは仕事、家庭を持って忙しい中で時間を作りフットボールに全力を注ぎ、日本一を目指してやっている。理由は様々でしょうが、きっと全員がフットボールをやる理由、そしてそのチームで自分が何をしたいのか、確かなものを持っている、だからこそ本番のゲームに強いのだと思います。
 ライスボウルの相手、富士通FRONTIERSは2年前敗れた相手です。個人的には社会人に勝つにはキッキングゲームで上回る必要がある、そんな事を考えさせられた試合であり、富士通がライスボウル出場を決めた時から心の中で沸々と彼らへのリベンジに闘志がわいてきました。
 この2016年FIGHTERSは泣いても笑っても1月3日が最後の試合となります。この1年間、「このチームで何をしたいのか、どうなりたいのか」という訴えに応じて、キッキングに捧げてくれた選手もたくさんいました。今年度のチームの集大成として、残りの日数を1年生から4年生まで「自分は何がしたいのか」心に問い続けて、チーム全員が悔いの残らないゲームにできるように過ごしてまいります。
 大変遅くなりましたが、日ごろからご支援いただいているOB・OG、後援会の皆様、昨日の甲子園球場に足を運んでくださった皆様、テレビの前で応援してくださった皆様、この様な大舞台で試合をさせていただく度に、素晴らしい環境でフットボールができていることを身に染みて感じています。本当に感謝しています。ありがとうございます。

2016年12月05日

感謝

 昨日の立命館大学戦にお越しくださった多くの皆様、悪天候にもかかわらず最後の最後まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。前半とは流れが一変し、後半は立命館大学の執念に圧倒されかけましたが、皆様のご声援のおかげで、勇気をもらい、何とか自分たち自身を信じてやりきることができ、26-17で勝利を収めました。試合後の整列で、昨年の立命館大学戦では先に歌うことができなかった、「空の翼」を、青で埋め尽くされたスタンドを目にしながら、胸を張って歌うことができた時にはこみあげてくるものがありました。
 試合後、1年間一緒に戦ってきた4年生に対して「ありがとう」の言葉が自然と出てきました。4年生が情けないと言われ続け、少しずつですが、もがきながら成長を重ねて、このような結果を出せたこと、そして、このチームでこのメンバーでまだ一緒に戦えることがうれしくてたまりませんでした。今まで立命館に2回勝ったことが無いとか、雨の12月4日の立命館戦、などジンクスの多い試合ではありましたが、このメンバーで新しい歴史を作れたことを誇りに思います。
 私たちがここまで来ることができたのは、OB/OGをはじめとするFIGHTERS関係者の皆様のご支援や叱咤激励、そして毎試合会場に足を運んで応援してくださったファンの皆様の支えがあってのことです。本当にありがとうございました。まだまだ発展途上の私たちですが、これからも毎日をFight Hardし続け、進化し続けます。
 そして、立命館大学というライバルがいたことを胸に、彼らの分も甲子園ボウルで西日本代表として早稲田大学を圧倒したいと思います。これからも皆様の温かいご声援をよろしくお願いいたします。

2016年11月15日

目に見えないもの

 「目に見えるものではなく、目に見えないものに目を注ぎなさい。目に見えるものは過ぎ去りますが、目に見えないものは永遠だからです。」―コリントの信徒への手紙U 4章18節
 聖書の中の言葉にこのような一節があります。私はキリスト教主義の高校に通っていましたが、高校時代にも何度か耳にした言葉でした。私自身はキリスト教を熱心に信仰していたわけでもなく、ただ、この言葉の真意を感じていたことはありませんでした。
 私は今年でフットボールを始めて10年目になりますが、このスポーツではプロ・アマ問わず「目に見えない何か」がゲームを動かすことが多いと感じています。それは、「覚悟」や「執念」といった気持ちが、誰もが無理だと思ったゲームを、展開をひっくり返す。そういうゲームや名勝負をこれまで何度も目にしてきました。
 先日の京都大学戦を見返してみると、スタッツだけを見ると獲得ヤードやボールポゼッションといった数字は全て京都大学が上回っている。それでも最終スコアは34−7。この点数になった要因は様々ですが、キッキングゲームにおいては、相手オフェンスを奥深くから始めさせたカバーチーム、これまでの課題であったパントリターンではリターナーが適切な判断のもとにCatchしている、当たり前ではありますが、この積み重ねが目には見えない獲得ヤードとなり、ボディブローのようにじわじわと効いてくる。まだまだ課題も多くありますが、チームとして次の試合でもキッキングが勝負を左右するということを胸に留めて準備していきます。
 よく、先輩方に「4年生ていうのは一生もんの仲間や。本気でやりあった仲だからこそ、引退した後に勝敗関係なく一緒に酒が飲める。」ということをよく聞かされます。4年生がどれだけ一つになれるか。青春ドラマはあまり好きではありませんが、その「絆」があるとないとではチームの力は大きく変わります。本当にこのままでいいのか。やり残したことは、伝え残したことはないか。4年生はもう一度自分の胸に自分が大切にしたいもの、事は何なのか問うてほしい。
 そして、大一番の立命戦ではプレー云々はもちろん、目には見えない「チーム力」というものが試される試合になります。練習を重ねて、練習でやったことがそのまま試合でできるとは限らない。試合では何が起こるかわからない。厳しいゲームになることは分かっている。立命まで残り5日、何度倒されても、やられたとしても、泥臭く毎日の目の前の1プレーをFight Hardし続けます。

2016年10月30日

「100%」

 久しく更新が滞ってしまいました。やりたいゲームができずに、ずっと暗中模索を繰り返しており、負ければ引退が決まるという試合を前に、なかなか筆ならぬタイプが進まない、というのが正直なところでした。
 関西大学戦を無事勝利で終えましたが、あくまでもうまく得点が入り、オフェンス、ディフェンス、キッキングがかみ合って点差がついただけで、私たちの内容が完ぺきだったわけではありません。あの試合、あの時の関西大学相手に立命館大学なら何点取るか、どんなゲームにしただろうか。
 このブログでも何度も書いてあるように、私たちのフットボールは緻密さが命です。おそらく、どの大学よりも1プレーについて掘り下げて意図を理解し、何が来ても対応ができるように想定し、その反復練習を繰り返しています。その質がまだまだ低いからこそ試合で苦労しているのが実際のところではありますが、それこそFIGHTERSが勝ち続けてきた所以であると思います。
 「毎日100%を目指せ」「試合では、良くて80%しか出せへん」
 これは監督がよくおっしゃる言葉なのですが、毎日100%成功させることを目指して取り組まないと、試合の大一番でその1Playを成功させるのは無理だということです。確かに先日の関西大学戦でも、試合で結果を出した人間は2週間苦しんで、もがいてきた選手でした。
 大切なのは、220人いるうち何人がこれをやるか。京都大学は2枚目や3枚目、若い選手が出ると、そこを狙ってくる。覚悟が決まっていないとあっという間にやられてしまう。4年生や試合に出ているメンバーがやるのは当たり前で、2枚目以降や、試合には出られないメンバー、キッキングで少しだけ出場することが決まっているメンバーそれぞれが毎日100%成功させることを目指して準備をする。
 当たり前のようにも感じますが、80%を出そうと思って取り組めば、80%以上の力を発揮することは難しく、それ以下の力しか出せない確率が高くなります。あの京都大学に、あの立命館大学に勝とうと思えば、勝負所で100%決めきることしかありません。毎日の練習で、100%を目指して準備して、それができたかできないか。その日勝ったか、負けたか。ひたすらそれを2週間繰り返して、京都大学に挑みます。

2016年10月07日

どんな選手になりたいのか

 龍谷大学戦を終え、早くも次の神戸大学戦が目前に迫っています。
 龍谷戦を終えて残ったのは、何とも言えない違和感でした。このままでは立命館大学や関西大学、京都大学に勝てない、という焦りとは別に、チームとして何らかの違和感がありました。何がおかしいのか分からず、ただ目の前の練習やミーティングに取り組むだけでした。
 そんな中、10月に入り、企業の内定式に参加しました。関西の1部リーグで同じフットボールをしている同期もいて、シーズン中ではありますが、彼らといろんな話をして、気づかされたことがありました。
 ある大学ではアナライジングスタッフがおらず、トレーニングや練習を終えてから、全て自分たちで分析を行い、傾向を出して、Playを考えるところまでやっているということで、夜遅くから分析の作業が大変だという話を聞きました。彼らは私たちの試合でも様々な仕掛けを用意しており、スペシャルプレーやギャンブルをことごとく通してきました。また、立命館大学戦でもプレーが崩れてからもゲインを重ねるなど、「魂」のこもったプレーが目立っていました。なぜ、そんなにスペシャルプレーやギャンブルが決まるのか聞くと、彼は「死ぬほど準備したけど負けた」と自信満々の顔で答えてくれました。
 私たちのチームにはアナライジングスタッフがいて、彼らの情報を基に選手は練習やミーティングを行います。彼らが分析をして相手の傾向を出してくれるおかげで、選手たちは自分自身の身体のコンディションを整えるのに時間を割くことができます。それは日本一を目指すうえで必要であったからこそ生まれたシステムであり、役割であると思う。
 しかし、今のチームには受け身な選手が多い。受身な選手の集団が勝てるわけがない。自分がどうしたいか、どうなりたいか。8月に前島先生からいただいた言葉をもう一度ここに記したい。

「自分で種をまきなさい。人がまいた種を見たければ、それまでだ。ひとりひとりが自らの種をまいて、全員で秋の収穫を喜んで迎えよう。」

 負ければ終わりのシーズン、今、自分たちは自分で種をまいているだろうか。4年生はあと1ヶ月と少しで自分たちのシーズンが終わるかもしれない。今引退を迎えて、胸を張って「やりきった」と言えるだろうか。
 次戦も全力で挑みます。

2016年09月15日

理屈が先か気持ちが先か

 先週9月10日の第2節・甲南大学戦では、また多くの課題が見つかりました。41−0でゲームには勝ったものの、反則が5回30yd、オフェンスは4回のTurnoverを与えて、キッキングでも2試合連続となるロングゲインを許してしまいました。石井先生がコラムにも書かれていたように、今気づくことができた、与えられた課題は天からの贈り物で、前の試合の課題を確実に潰す為に何をするかが大切です。

 今春、私たちは立教大学と合同練習をする機会があり、京都大学出身で日本代表も経験されたKicker専任コーチとの交流など、新しいネットワークができました。さらに、今年度より水野彌一氏が立教大学でアドバイザーに就任されたということもあり、個人的に立教大学の動向が気になっていました。初戦の早稲田戦に敗戦した後、あるコラムに水野彌一氏の次のような言葉が紹介されていました。
 「理屈が先に立つフットボールは好きではない」
 理屈が先か気持ちが先か。この話が今年になってよく課題に上がります。
 自分たちよりアスリート揃いで身体の大きな相手に対して、緻密なプレーの精度にこだわる、勝負所を絶対に取る、それがFIGHTERSのフットボールの強みであり、FIGHTERSの勝ち方である。そこには確かな理論があり、ありとあらゆる想定と理屈の上に成り立っている。私たちにとって理屈というのは必要不可欠だと思う。理屈なしに、勢いや気持ちを優先してしまっては2流のチームである。
 一方で、理屈をどれほど並べても、アサイメントを完璧にこなせても、えげつなく強くデカい相手に更に気持ちで負ければ、100%勝ち目はない。試合の「ここぞ」というところでは相手もその1プレーを死ぬ気で止めに来る、通しにくる。相手の対面に立ち、相手よりも強い気持ちでやる。それが魂のこもったプレーだと思う。
 今の自分たちはどちらも中途半端な状態。もう一度自分たちの、FIGHTERSのフットボールは何なのか,
アスリートの集団に何で勝つのか、を心に留め、次節・龍谷大学戦に臨みます。

2016年09月05日

試合と練習

8月28日。2016年秋、私たち4年生にとっての最後のシーズンが開幕しました。初戦の相手となった同志社大学はこの試合に並々ならぬ準備をしており、随所でギャンブルやスペシャルプレーを出されて苦しい展開となりました。特にキッキングゲームにおいてPunt FakeやKick Off Returnでタッチダウンを与えてしまったことはとても悔やんでいますが、初戦で気付けたことを次の試合までに絶対に潰していきます。
 フットボールにおいて、「練習でできたことしか試合ではできない」という事をよく言われます。毎日の練習への準備の仕方、練習の取り組み方、内容。そこが全てでそれ以上は無い。
 前節までの私たちの準備を思い出してみると、結局はアサイメントを乗り越えていない。正直なところ、初戦でここまで勝負を仕掛けてきたことは想定外であったものの、用意されたアサイメントを覚えて、その動きを練習してきただけで、試合の時に頭がクリアになっておらず、ひとりひとりがアサイメントを乗り越えて、これが来たらどうしようか、あれが来たらどうしようか、という想定が足りていませんでした。
 ここから先、負けたら終わりのシーズン。練習回数は限られている中で、どれだけ試合と練習を近づけられるかが大切になってきます。試合では、どんな状況でも絶対に止めなくてはならない勝負所、どんなメンバーであろうと、4th. Down Longで通さなくてはならないプレーがあり、雨が強かろうが台風だろうがその1本のキックを決めなければならない時が来ます。今の練習の3rd. Downにその緊張感があるか、キックの1本にそれだけの想いを寄せているか考えるとそうでは無い。練習の1球と試合の1球の重みがまだまだ違う。
 今年に入ってから監督が「どれだけの強い気持ちもってんねん」という言葉をよく仰います。それはまさに大一番の勝負所で、えげつないプレッシャーがかかるその時に、今の自分たちは「よっしゃ、やったろう」と立ち向かっていけるのか、ということを問われているのだと思います。今の私たちはフットボールも下手で、人としても弱い。それでも勝つためには試合ごとに確実な成長を遂げていくしかありません。まずは前節出た課題を毎日の練習で本気で潰して、次節の甲南大学戦に挑んでいきます。

2016年08月26日

FIGHTERSの4年生

 8月10〜18日に東鉢伏にて行われた夏合宿を終え、現在は秋シーズン初戦の同志社戦に向けて準備を進めています。合宿中に遠方よりお越しいただいたOBの皆様、またはこの合宿に当たりご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。チームが変わるための貴重な合宿でしたが、私たち4年生にとっては何かをつかめたという自信よりは、恥ずかしながら多くのことに気づかされた合宿となりました。それは私たち4年生が「考える」ことに向き合ってこなかった事が原因だと感じています。
 勝ちたい気持ちがあって、立命に勝つためには何をすればいいのか、今の課題は何で、どうすれば改善されるのか。そういった具体的な考えが自分たちの中で当たり前ではなかったことに気づきました。気持ちがあるのは当たり前、一方で私たちがやろうとしている相手は気持ちだけで勝てる相手ではない。私たちの目指すフットボールはもっと高い次元にあり、そこを目指し続けることがFIGHTERSのフットボールであると私は考えます。
 昨年11月に立命館大学に敗れ、そこから4年生になってあっという間に秋シーズンが始まろうとしています。過去の4年生の先輩方にもいろいろと思うことや、感じることがありましたが、いざ自分がその立場になると、私自身を含めて4年生は盲目になりやすいと感じています。
 4年生になった途端、「FIGHTERSの4年生」とは何なのかを考えるようになり、FIGHTERSの4年生を目指し、「やらないといけない」という壁にぶち当たります。こうなってしまうと、義務感から4年生を演じ、プレーの面でも今までできていた事がチームの責任を背負うと動きが固くなって思うようなプレーができなくなり、もう何が何なのか、客観的な判断もできなくなっていく。私はスペシャリストとして、三輪さんや、西岡など、究極の責任と重圧に一度は潰されかけたキッカーを見てきました。チームの勝敗の責任と向き合い、「FIGHTERSの4年生」と向き合い、それを乗り越えて「自分が何をしたいのか」という純粋な想いを強く持つことができた時に、ようやく大一番で勝負できる腹の据わった選手になるのだろうと思います。
 私たち4年生は負ければ終わりのシーズンが始まります。いろんな課題を抱えていますが、一人ひとりが自分自身と向き合い、「自分が何を成し遂げたいか」を強く心に抱き、大一番で腹を据えて勝負ができるように、毎試合全力で挑んでまいります。

2016年08月04日

自分の種

 春季のテスト期間が終わり、秋シーズンを迎えるにあたって最も重要な8月の練習がいよいよ始まりました。練習の初めに前島先生よりお祈りがあり、次のような言葉をいただきました。
 「自分で種をまきなさい。人がまいた種を見たければ、それまでだ。ひとりひとりが自らの種をまいて、全員で秋の収穫を喜んで迎えよう。」
 1年生もほとんどのメンバーが防具を着けて練習に参加し、グラウンドは人で溢れかえっています。これだけの人数がいれば、試合に出場できる限られた枠を獲得するのは並大抵の努力で叶うものではありません。隠れようと思えばいくらでも隠れることができて、人のまいた種に乗っかって収穫を喜ぶことはとても容易い。
 しかし、本当のおもしろさはそこには無い。自分自身がどうなりたいか、自分のパートをこうしたい、自分のチームをこうしたい。そういう想いがあって、それに向けて毎日を必死で過ごす。その繰り返しで、できていなかったことができるようになっていく。それはとてもしんどくて、時には目をそむけたくなることもあるが、そこに本当の「おもしろさ」があるのだと思う。
 人から注意されることや、分からないことを人に聞くことはよく見る光景であり、ごく普通のことであって、それをどれだけ自分の心の中にとめて、練習以外の時間に自分が本当に納得いくまで考えることができるか。グラウンド外で考えることがまだまだ苦手なチームだと思います。
 小中高時代の夏休みの宿題と同じで、人からやれと言われてやることほど退屈でつまらないものはない、と私自身常に思っていました。自分で悩んで考えて、自分の方法でやって結果をだすからおもしろい。
 この夏でチーム全体の練習はVとJVに別れてしまいます。シーズンを経て、メンバーが入れ替わることは頻繁にありますが、Vメンバーはチーム全員の“勝利”を背負って戦う責任があり、JVメンバーはチームが勝つ為にスカウトチームとしてVチームと戦う責任があります。
 それぞれにチームの中で与えられた役割や責任はありますが、その中でひとりひとりが自分は「こうやりたい、こうなりたい」という想いを持ち続け、全員が「考える」ことに向き合えば、より強い個の集団となり、チーム力が上がると考えています。授業がなく、フットボールに向き合える時間がある今だからこそ、考えに考え抜いて、自分自身で種をまき、自分の力で収穫に迎えるようにこの夏を過ごして参ります。

2016年07月13日

勝ちに徹する

 ブログの更新がかなり滞ってしまいました。メキシコ遠征を終えて帰国してすぐに書こうと思っていたのですが、遠征を経てあまりに多くのことを感じ、自分の中で考えの整理がつかずにこんなに日が経ってしまいました。

 メキシコ国立自治大学(UNAM)PUMASとの試合は『自分たちより強くて大きな相手にどう戦うか』をテーマにして臨んだ試合でしたが、17-13という結果で勝利はできたものの、何ひとつ満足を得られない試合内容でした。
 試合後にPUMASの選手と交流する機会があり、数人と話をしましたが、全員から共通して感じたことがありました。それは、彼らは「フットボーラーとしてのプライドが違う」ということでした。中南米で最も優秀とも言われている大学だけあって、医者を目指している人や、弁護士、中には政治家を目指している人もいました。そんな彼らに、忙しい中で何故フットボールをするのかを尋ねると、「人生そのもの」「やらない意味がない」「色んなことを学んでいるから」といった答えが返ってきました。
 今同じことをFIGHTERSのメンバーに聞くとどういった答えが返ってくるのか。試合終了時に彼らが拍手をしながら我々の勝利を祝ってくれた姿を思い出し、勝負だけではない、フットボーラーとしての誇りを持って生きている姿は見習うべきものでした。
 詳しい試合内容や、体験した話は今年度のイヤーブックにも掲載されますので、ぜひそちらをご覧ください。

 さて、春のシーズンの試合は全て終了しましたが、春をふりかえると、「勝ってしまった」試合がほとんどでした。試合を重ねるごとに確かな成長をしてきたわけでもなく、いろいろな事をなんとなく見逃してきました。今春、ひとりひとりがもっとフットボールに自主的に、前向きに取り組めるようにと「のびのびやらせよう」という考えのもとスタートしましたが、その考えがチームを甘くしてしまいました。決して悪いことだけではなかったこの春シーズンではありますが、主務として責任を感じています。
 一方で、これまでなんとなく言われてきたこと、理由は分かっていないけど教えられてきたこと、それぞれの大切さを、身をもって体験し、気づき、その真意を知ることができました。言ってしまえば「何をいまさら」という話なのですが、これもチームの歩む1歩としてしっかりと受け止め前に進んでいきます。
 今の我々に足りないのは「勝ちに徹する」ということです。過去に勝ってきたチームや栄光を掴んだチームに共通する要因はあるかもしれませんが、これをやれば勝てる!という正解は存在しません。だからこそ、目の前で起こっている課題にひとつひとつ向き合い、解消し、勝つ確率を1%でもあげる。その積み重ねが勝ちにつながる。この春シーズンは小さなことや細かいことまでこだわらず、その大切さもちゃんと理解していませんでした。
 これまでは自分たちで色んなことを試したり、考えたりしてきましたが、ここから先は勝つためだけにやります。どれだけやったら勝てるかわからないからこそ、「そんなことまで?」という事まで、全部信じてやるしかないと思っています。8月からの練習に向けて、もう一度自分たちが何をしたいのか、何をするのか明確にして、勝つためにこの7月を大切に過ごしていきます。

2016年06月04日

「勝つ」ことの難しさ

・関西大学戦 17−13 ゴール前での相手のミスがなければ負けていた試合
・明治大学戦 27−25 敵陣での相手の反則がなければ負けていた試合
 2つの試合終え、どちらも負けたといっても過言ではない内容でした。中には良い反省もありましたが、共通して言えるのは、関大戦後の鳥内監督のコメントにあったように、「最後は勝てるだろう」と思っている人間がまだまだ多いことです。
 「誰かが勝たせてくれる」「誰かがやってくれる」そんな考えがまだまだチームに存在している。私自身が下級生の時を思い出すと、相手がどんな強さかもわからずにただ、4年生の必死な姿に心を動かされていました。
 強かったのは過去の先輩方、過去のチーム。
 関大戦、明治戦と厳しい試合が続き、勝つことの難しさをひしひしと感じています。今のままでは関西リーグを勝ち抜くことすら難しい現状に、私たちはどれだけの危機感を持っているのか。この結果を謙虚に受け止め、春の集大成であるメキシコに向け、ひとつひとつ丁寧に必死で取り組むしかありません。

 さて、6月1日を迎え、今年度の就職活動が解禁されました。就職活動を経て感じているのは社会からFIGHTERSが評価を受けていること。しかし一方で、全く知らない人たちも存在する。私たちが見ている、知っている社会、世界はまだまだ小さく、「フットボールで日本一を目指した」ことなど認められない世界も存在するということ。重要なのは、ヘルメットを脱いだ時にどんな男なのか。つまり、フットボールから離れたときに自分に何が残るのか、だと思います。
 家の近所のお寺の掲示板に隔週に一度言葉が紹介されていて、いつも前を通るときにその言葉を楽しみにしているのですが、先週、このような言葉が掲載されていました。
 「人生けるとき勤めずは、根の無き樹にもたとうべし」
 FIGHTERSに入れば、勝手に強くなる、うまくなる、日本一になれる、のではない。FIGHTERSというチームで、「勝たせてもらう」ではなく、「勝つために」自ら考え取り組むことが、自分自身を成長させる太く逞しい「根」となり、ヘルメットを外してフットボールから離れたときにも、その根が自分を支えて成長させてくれる。 「日本一になるために」「勝つために」何をすればいいのか、FIGHTERSの名に恥じない選手・スタッフになるには、自分で考えて行動を起こすこと。新入生には特に肝に銘じていてほしい。

 春のこれまでの結果を受け止め、より謙虚に「勝つために」取り組んでまいります。

2016年05月03日

“強い、かっこいい FIGHTERS”

 こんにちは。
 初戦を迎えてからバタバタしてしまい、更新が遅くなってしまいました。
 さて、4月16日の初戦から我々の春シーズンが始まり、昨日の日本大学戦で3試合が終わりました。それぞれの試合を振り返ってみたいと思います。

◆日本体育大学戦 〜 40−7で勝利
 春から鍛えてきた身体、気持ちをぶつけて攻め続けようと取り組んだが、技術、雰囲気、気持ち全てが準備不足の試合だった。練習と試合を完全に分けてしまっていた。普段の練習で試合を想定させていないリーダーの甘さが露呈した。まだまだチームにリーダーが少ない。

◆京都産業大学戦 〜 56−3で勝利
 若い選手が多く出る中で、未経験のLB泉やWR小田の良いプレーもあったが、ミスが続いた。うまくいかない状況でその状況を打破できる、変える選手が少ない。3rd Down LongやRed Zoneなど、「ここぞ」という時にいつも通りのこだわりややるべきことができない、人としての弱さを痛感した試合となった。FIGHTERSのユニフォームを着て試合に出るということは、どういうことか。1枚目も2枚目も3枚目も関係ない。この選手層ではとうてい勝てない。

◆日本大学戦 〜 23−10で勝利
 昨年は日大に勝っていない。これまでで最も大きくて強くて速い相手で、何があってもビビらずに攻め続けて絶対に勝とうと挑んだ試合であった。随所で臆せずに良いプレーが出て、結果勝つことはできた。しかし、点数はこの倍は入れないといけない試合だった。中でも4年生のファンブル、反則がゲームを崩したことがこの試合で一番いけなかったこと。結局は普段の日常生活や練習から細かいことにこだわらずに、なんとなく生活、練習してしまっている私たちの雑さや考えの浅さが試合での反則やファンブルにつながった。

 マザーテレサの言葉に
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」
という言葉があります。現状は浅い考えが雑な行動をうみだし、習慣化してしまい、それがそのまま試合にでています。この現状を変えるには、人間そのものが変わらないとこれ以上の進化は見込めない。
 私は小学生の時に初めてFIGHTERSの試合を観戦しました。それ以来FIGHTERSに魅了され、強くてかっこいいFIGHTERSに憧れていました。今までのFIGHTERSが何故強かったのか、何がかっこよかったのかを考えてみると、やはり、ここ一番の勝負所に強い、逆境に強い。だからかっこよかった。その生き様や男気を小学生ながらに感じていました。それはきっと毎日を考えに考え抜いた結果、人としてかっこいい男になったからだと感じます。
 私の目指しているFIGHTERSはまだまだ遠く高い位置にあり、現状はとても低い位置にあります。人として強く、かっこよくならないと、秋に強豪を相手に勝負はできないと思います。これからも1人1人の「人」にフォーカスを当てて、強いチームを作っていきます。

2016年04月12日

克己

 「克己(こっき)」とは、辞書によると心の中に起こる衝動や欲望を意志の力によって押さえつけること、とあります。
 いよいよ、自分との闘いの日々が始まりました。これまでの3か月間、朝から晩まで共に過ごし、フットボールに集中することができましたが、環境は一変して、新学期が始まりました。春シーズンの初戦を間近に控え、練習中にも気持ちのこもったプレーが見えるようになってきました。
 一方で、近年、1月から身体を鍛え上げてきたのにも関わらず、この学校生活が始まったとたんにトレーニングがおろそかになり、身体がしぼんで、また基盤を夏に作り直すという無駄足を踏むことが続いています。3か月間、フットボールの時間を割いてトレーニングに力を入れてきた、この期間を無駄にしないためにも、今の自分の身体から目を背けずに、取り組んでいく必要があります。
 トレーニングだけではなく、これまでは全員で集まれていた反省ミーティングや戦術ミーティングにおいても、授業によって十分な時間の確保が難しくなります。これまで以上に1人1人の意識、選択に任されることになります。
 人間は弱い生き物で、2つの道に差し掛かった時に、どうしても楽な道に逃げてしまいます。そんな時に気づきを与え、お互いに引きとめ合い、一緒にしんどい道を選んで歩いてくれる。それこそが「仲間」であり、「戦友」であると私は思います。しんどい時、逃げ出したくなる時に、仲のいい「友達」から、本気の「仲間」にならないと我々の目標は達成できません。1人1人に委ねられているからこそ、克己して向き合った者は自立し、人として強くなります。そんな人間の集団を作っていきます。
 入学式も終わり、新入生も既に練習に参加しており、200人を超える大所帯となりました。隠れようと思えば隠れられる。でも、
 「それでええんか?」
 この部の門を叩いた時に自分自身が心の中で描いた夢や目標。それを今一度思い出して、毎日勝負していきます。そして、16日の初戦で、私たち2016年Fightersの全てをぶつけたいと思います。

2016年03月27日

負けの要因

 3月20日に春季全体二次合宿を終えました。今回の合宿からはトレーニングだけでなく、フットボールに向き合う時間を増やし、1日1日強く、そして上手くなる為に過ごすことができる毎日でした。1月から取り組んできた、グラウンドで自分の感情をぶつけ合うこと、自分を表現することは、少しずつ成果として見えるようになってきました。
 しかし一方で、浮き彫りになったのは1つ1つの「雑さ」でした。Hit、Tackle、Catch全てをどのレベルで誰を相手に想定してやるのか。それを認識しながら練習している人間がまだまだ少ない。周りで見ている人間が、「そのミスでチームが負ける」という怖さを伝えなくてはならない。私はホルダーとして、キッカーと共にその自分のミスひとつで、チームを負けさせてしまう、という恐怖と闘い続けてきました。どの試合よりも、毎日の練習の方が怖い。そんな練習をしないと、今のままでは、いざ大一番でビビってしまって自分のパフォーマンスを十分に発揮できない選手が多いのではないかと感じています。
 先月行われたファイターズファミリー壮行会で、中学部顧問の西村径展先生がスピーチの中で次のようにおっしゃっていました。
 「勝つ要因は相手にあり、負けの要因は自らにある」
 私たちはよく「勝つ確率を1%でも上げるために」と言っていますが、これまでのシーズンで私たちが勝ってきた理由は相手がミスをしてくれていた結果であり、反対に昨年は自分たちがミスを犯した結果、立命館大学に敗れました。つまり言葉を裏返せば、「負ける要素」を1つずつ確実につぶしていく必要があるということです。下手くそだからこそ必死で練習をして、お互いに高い基準を求め続ける。初戦まで残り23日。目の前の1つ1つを全力で挑み続けます。

2016年02月29日

“Toughness” 

 こんにちは。2回目の更新です。
 第1回目の投稿の後、様々な方から「読んだよ!」とお声をかけていただき、FIGHTERSを応援してくださっている方の多さを実感しました。これからも頑張って更新させていただきます。
 さて、2月の15日から21日まで春季一次全体合宿を行いました。この一次合宿は私にとって今年で3回目ですが、あらゆる合宿の中でも最も過酷で地獄に近い記憶があります。その映像の一部を昨年テレビで取り上げられたこともあってご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、山奥にこもってその土地をフル活用するトレーニングをこれまで経験してきました。今回は種々の事情で学校で行われたこの合宿、今までと同じ合宿をしないために、私たちはチームとして2つのコンセプトを掲げました。
 “心身ともにToughに”
 “己を表現する”
 秋シーズンになれば耳にしてきた「俺らは立命や社会人に1対1やったら負けている。だから精密さで勝負しよう」というこの言葉。1playの理解を極限まで突き詰めて精度で勝負するというのは、FIGHTERSが王者であり続けてきた大きな要因ではあると思う。しかし、それがどこかフィジカルから目を背け、戦術で勝負しようという「逃げ」になっていたのではないか。1対1で勝負できないと、精度にも限界がある。そういう意味を込めてタフになるという目標を立てました。
 “己を表現する”というのは、自分の「勝ちたい!」という想いを表現しようということです。FIGHTERSでは「一喜一憂するな」とよく言われます。勝って初めて喜べばいい、と。しかしそれがどこか「自分の気持ちを出すのは悪いこと」と勘違いし、その結果、昨年のチームは1人1人が自分の本音を隠して縮こまってしまいたように思います。練習中からの本気の勝負や喧嘩、やられたらやり返すという「おもろいFootball」をもう一度取り戻そうという意図で立てました。
 合宿を終えての感想は「これで良かったんかな」というものでした。確かに体は大きくなり、例年の合宿より全員が前向きにトレーニングに向き合い、自分の殻を破って出てきた選手もいました。ただ、これで彼らに近づけたのか。きっと立命も同じようなトレーニングをやっているはず。どこで差をつけに行くのか。自分たちのコンセプトはどれくらい達成できたのか。合宿を終えたときにチームの何人がそう感じることができたのか、とても不安になりました。この合宿をスタートにして、次のステップに進むために、良いチームから勝てるチームへと変化が問われている時期です。根性や気持ちを出して頑張るのは当たり前。「勝つために」何をするのか。AgilityやHitの1つから何にこだわって立命や社会人と差をつけるのか。春の初戦まであと1ヶ月半。皆様に新しい2016年のFightersをお見せできるように、春学期の授業が始まるまでのこの期間が勝負だと思って過ごしていきます。
 チームが進んでいけば新たな不安が生まれ、それに向き合えばまた新たな悩みの種が出てきます。きっと1月3日まで不安や悩みが尽きないことはないと思います。それをチームの成長のチャンスととらえてどれだけ前向きに挑めるのか。タフな男になります。

2016年02月15日

2016主務ブログスタート

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 はじめまして。2016年度FIGHTERSの主務を務めさせていただきます、石井 宏典(いしい こうすけ)と申します。1年間「チームの今」を皆様に伝えていきたいと思います。ここ数年、このブログの更新数が減ってきているので、今年度はしっかりと伝えていきたいと考えております。至らぬ部分が多くございますが、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

 はじめに、私の簡単な略歴を紹介させていただきます。

2007年 啓明学院中学入学
 タッチフットボール部でQBとして春シーズンに関西優勝を経験

2010年 啓明学院高等学校に進学
 アメリカンフットボール部にQB/H(ホルダー)として所属
 高校3年時に関西大会で、42ydのサヨナラFGを経験

2013年 関西学院大学総合政策学部に進学
 神戸三田キャンパスから通うこともあり、H(ホルダー)としてチームに貢献することを決意
 幸いにも1年時の関西大学戦より昨シーズンまでほぼ全ての試合に出場

 そして今年度、主務に就任しました。
 創部以来初の選手兼主務でありますが、チーム状況や自分たちが勝つためにもう一度「主務」という存在の意義を4年生で話し合った末の決断です。歴代の主務はマネージャー(MGR)から選出されていた為、私と同じく立候補していたMGRの小桜にとっては本当に究極の選択であったと思いますが、彼は「チームの勝利」のために様々な恐怖と闘う覚悟を決め、プライドを捨て、私に託してくれました。
 私は彼をはじめとするこのチームの学生スタッフ全員の想いも背負って、主将・山岸と共に、「人間としてタフな集団」を作っていきたいと考えております。
 まだまだチームも私自身も未熟でございますが、自分自身が「最後の1Playを託される男」をこれからも追求してまいります。そして、昨年の借りを返すべく、1日1日を大切に全力で取り組んでまいります。
 今年度も皆様の暖かいご声援をよろしくお願いいたします。

関西学院大学体育会アメリカンフットボール部
2016年度主務 石井 宏典