2014年02月15日

ファイターズの基礎

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 お久しぶりです、元主務の多田です。最後の更新、遅くなってしまい申し訳ございません。
 先日、高中礼拝堂にて行われました第39回ファイターズファミリー壮行会、宝塚ホテルでの甲子園ボウル優勝祝賀会を持ちまして、正式に部を引退することになりました。
 高校から始めたアメリカンフットボール部での活動が終わったと改めて実感するとともに、心の中にぽっかり穴が開いたような寂しい気持ちです。現役を引退したからかもしれませんが、ふとした時に思い出すことは、いつも4年生の時の日々が思い返されます。あの時やっててよかったなと思うことも、あの時なぜあんな事を言ってしまったのだろう、なんで謝らなかったんやろう、と後悔することも多々あります。こういったことが、社会人になっても現役を見た時に思い返され、「もっといろいろできたなぁ」と思うことがたくさんあるのだろうと思ったりします。結果もありますが、その過程でどれだけのことができるかが大切だと思いますので、ファイターズには、これからも変わらず突き詰めて欲しいと思っています。

 さて、今回のブログではファイターズで学んできたことを自分なりに整理して書こうと思います。

 このチームが「組織力・チーム力」また「リーダーシップ」という言葉を大切にしていることは、監督・コーチ陣がよく普段から口にされているので、学生たちはよく知っていると思います。今年のスローガンである「ALL for ONE」も「全員がひとつになって、日本一になる」という思いから決めたスローガンです。この1年は、この言葉をよく口にし、耳にし、都度いろいろなことを指摘されていたことを思い出します。初めは前で発言することすら自信がなく、反省もいろいろ出し合ったのですが、シーズンが深まるにつれて、皆自分の思いを持って自主的に行動できる人間が増えていきます。自分ができていたかどうかはわかりませんが、少なくとも部員を見ていて「自責」を理解し、顔つき、行動が変わっていくことは、主務をしていた中での「喜び」でありました。チーム作りをする上でよく「ベクトル」の話が挙げられますが、この部員達の変化によって、池永を中心にチームが一つの方向に向かい自分たちの持っている力を発揮しやすい精神状態に近づいていきました。スローガン(勝ち方、方向性)を部員が理解、共有し、それを学年関係なく取り組むことができたことは、「学生日本一、三連覇」の原動力としては大きかったと思います。
 先日、ある本を読みました。時間ができたので何気なく買った本なのですが、ファイターズのことが書かれてあるのかと思ったほど、強い組織、優れたリーダーシップについて記されていました。それもそのはず、経営者としての基本である「リーダーシップ論」を世に広めた方の著書でした。スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」という本です。あとから知ったのですが、かなり有名な方の本なので内容は割愛させてもらいますが、その中に気になる言葉がありました。「自分で考え、行動する本当の”大人”になる」と、「仲間と手を取り合い大きな成果を出す」。ファイターズで言うところの「一人前の人間になる」と「社会人チームを倒して日本一になる」という共同体(チーム)での目的が明確であるということです。この上で、日々の習慣としていくつか挙げられているのですが、まさしく4年生になって学んだことでした。
 言葉自体は短いですが、これを自身が理解した上で行動することは至難です。頭で理解したまま終わる人や、明確な目標を持たずにがむしゃらにやって遠回りする人、理屈は嫌いと言って理解を拒絶する人、いろんな人がいると思いますが、これを実際にすることは本当に勇気が要り、なかなか一人では行動に移すことができません。だからこそ、このチームにいる間に是非とも仲間を頼ってでもいいから自分自身を変えるためにがむしゃらになって欲しいんです。私もよく幹部、4年生を中心に怒られました。本当に情けない気持ちだったし、いっそのこと逃げたいと思うことの方が多かったですが、その思いすらも同期の仲間は理解し、手を差し伸べてくれました。この関係性に気づけてから、些細なことではぶれない気持ちができました。
 それほどこの言葉には重みがあり、我々ファイターズを支えた言葉でもあります。2・3月ファイターズではミーティング合宿を行いますが、そこでは学年を織り交ぜて話し合いをします。この時期にファイターズという組織の考え方を学びます。自分がどうしていくべきなのか不安な人も多い時期ですが、その中で考え方を学ぶことでフットボールをする上での基礎を作ることができます。部員の中には、ミーティングばかりでつまらない、早くフットボールがしたいという者もいますが、ファイターズの基礎・ファンダメンタルが定まっていない人間は、実際試合に出場しているのも少ないはずです。逆にこの考え方は、役割やポジション関係なく学び、実践することができます。この考え方を早くから学び実践する人が増えれば、磐石な体制を築くことができるはずです。これは、スタッフ・選手関係ありません。出番がない人にも試合中、仕事の役割が与えられていることと同様、全てはチームのためなのです。チームへの行動、言動がチームを弱くすることも強くすることもできます。
 引退して改めて言うのも変かも知れませんが、シーズンを通して私達に、この考え方を具体的に噛み砕き我々を導いて下さった監督・コーチ陣には頭があがりません。本当に感謝しています。
 最後の最後まで同期、部員に頼りっぱなしの主務でしたが、このチームでやってきた経験はかけがえのない財産です。社会人になっても何か壁にぶつかったり、迷い、悩んだ時にファイターズでの教訓を糧に粘り強く戦って行きたいです。卒業生にとって、ファイターズは学生時代の大半をつぎ込んだかけがえのないチームであり、なにものにも代えがたい経験と最高の仲間を作ることが出来た場所です。

 拙い文章で読みにくいブログでしたが、最後の最後までお付き合いいただきありがとうございました。このブログに取り組ませていただいてたくさんのことを学びました。引き続きFIGHTERSへのご支援ご声援よろしくお願いいたします。

多田 健一郎

2014年01月06日

引退

 更新が遅くなりましたが、2014年1月3日、オービックシーガルズに敗れて引退しました。3度目の正直と意気込み、それに対しての準備をし、チームとしても成長して望みましたが、社会人の壁は高く、またもや敗れました。もう我々4年生はあのオービックに対戦するチャンスはありません。本当に悔しいです。後輩には、こんな形になって申し訳ないですが、来年、ライスボウルで闘志を燃やして社会人の前に立っていることを願います。そして、必ず勝利を収めてほしい。長くて平坦な道のりをFIGHTERSは選ばない。自ら茨の道を突き進む勇気を持ってこれからもFIGHTERSらしく、戦っていって欲しいです。
 昨年は試合が終わった後、「虚無感」と「恐怖」が襲ってきたのですが、今年は「虚無感」と「感謝」の気持ちでした。心の底からいろんな人に感謝したいという気持ちが自然と出てきました。大学4年間フットボール漬けの毎日でしたが、これ以上ないと思うほど充実した環境が整っていました。監督・コーチ陣の指導を始め、切磋琢磨できる仲間に恵まれ、体育会の熱い仲間からの支えもあり、ここまで続けて来られました。そして試合では本当に多くの方々から声援をいただきました。言葉で言い表せないほど、感謝しています。自分の中でもまだ、整理ができていない部分が多いので、また追って最後の更新をしたいと思います。
 最後となりましたが、2013年度FIGHTERSを応援して下さり、本当にありがとうございました。この一年間で培ってきたものを糧にして、4年生は新しいフィールドで、3年生以下は新しいチームで邁進できるよう頑張りますので、今後共変わらぬご声援よろしくお願いします。

2013年12月30日

「ALL for ONE」

 いよいよ目指してきたライスボウルまで4日と迫った。対戦相手は3年連続オービックシーガルズ。リベンジマッチである。
 2013年1月3日、オービックシーガルズに残り10秒で逆転をされ、敗北。そこから2013年度FIGHTERSはスタートした。シーズン当初は、底知れぬ「不安」と「焦り」、「怒り」、「迷い」が錯綜していた。前年度からの戦力ダウンに加え、チームをどうすればいいのか、今何をすべきなのか、迷いながらのスタートであった。試行錯誤が続く中で幹部が決定し、少しづつチームが動き出した。池永を先頭に4年生として自覚を持って行動する者も出てきた。しかし、自分たちを突き動かすものが足りていなかった。「悔しさ」は嫌というほど知っていて、必死なのに、何故かうまくいかない。結局のところ、自分達がどうやっていくのか、どうすれば勝てるチームを作れるのかが不透明だった。
 そんな中、スローガン「ALL for ONE」が決まった。いろいろな候補が出た中でこの言葉になったのは、自分たちの「弱さ」を自覚した上で、全員が一つになって「日本一」になろうと決めた言葉だ。我々が困難にぶつかった時、チームが割れそうになった時、助けになったのは、いつもこの言葉だった。そして、失敗をしながらも成長し、それを糧としてやってきた。春シーズン、夏合宿を経て、徐々にチームが1つになっていくのを感じ、その結果、まだ完全とは言えないが、リーグ優勝、そして甲子園ボウル優勝という形に表れたのだと思う。
 そして我々は今年も挑む。我々の目標である「日本一」を何度も退け、王座に君臨し続けるオービックシーガルズに。我々は今こそ更なる高みを目指して1つになる必要がある。先輩たちを引退させたあの「悔しさ」を思い出し、何のために今まで苦労をしてきたのかを自身、部員に再度問いかけたい。全てはオービックシーガルズを倒すため。何が何でも勝つために全員でやってきたはずだ。もっと出来るはず、もっとストイックに自分たちを追い込み、求め合い、想定して、高みに追いやることができるはずだ。それでこそ成長し、社会人との差を埋める原動力となる。
 私のようなプレーをしない人間がこういった事を言っても現実味がないかも知れないが、具体的な相手が明確であり、ライバルとして追い求めた相手と当たるからこそ、そこで更に成長することが出来る。チームとして戦う以上、スタッフも戦う意思をもって、最高の環境作りをこれでもかというほどこだわってやり抜きたい。全ての準備をキックオフ直前までやり切り、全ての役割を試合終了までやり切ることが、我々4年生の使命だと思う。

 本当に今まで多くの方々に支えられてここまで来ました。未熟な我々にご指導ご支援をいただいているOB/OGの方々、様々な形でサポートしていただいている学院関係者の方々、そしてどんな天気にも関わらず駆けつけてくださり圧倒的な声援を送ってくださるファンの皆様に、本当に感謝しています。
 我々の本当の戦いはここからです。ライスボウルでの3時間、厳しい戦いになりますが、最後の1分1秒までお付き合い下さい。その気持ちに応えられるよう、必ずや「日本一」を達成します。
 それでは、1月3日 東京ドームでお会いしましょう。
 よいお年をお迎えください。

2013年12月16日

「感謝」

 昨日の甲子園ボウル、日本大学との対戦に23−9で勝利し、26回目の学生日本一になることが出来ました。寒空の下、一塁・ライト側からは、スタンドを青く染めた多くのファンの皆様に最後まで応援をしていただき、3年連続の優勝を果たすことができました。本当にありがとうございました。
 なにより、主将・池永の率いる2013年度FIGHTERSでまたフットボールできることが本当に嬉しいです。このチームで勝ててよかった。そしてやっと、ライスボウルで社会人に挑戦することができる。チーム当初に全員で決めた「社会人に勝って、日本一」。3年越しの思いを晴らすために、我々はKGフットボールで戦ってきた。我々にしか出来ない戦い方で必ずや社会人を倒します。
 また追ってライスボウルに向けては更新したいと思います。最後の最後まで2013年度FIGHTERSへのご声援、よろしくお願いします。

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2013年12月03日

不死鳥への挑戦

 先日、王子スタジアムにて行われました西日本代表校決定戦では、名城大学に苦戦を強いられました。彼らが必死に一年間準備してきた1プレー1プレーがサイドラインにいる私にも伝わってきました。攻守両面で出場している選手もいる中で、あそこまでチームの勢いを落とさずに最後まで攻め続けた姿勢は見習うところが多く、まさに一丸となって立ち向かうという事を体現していたチームでした。我々はチームに所属する部員一人一人がもっとストイックにフットボールに取り組まなければならないと痛感させられました。一部の人間だけでは、甲子園ボウルでは勝てません。ただ、真面目に与えられたことをやるフットボールではなく、自主性を強調した本来のあるべき姿に変わらなければなりません。15日までに激変できるように尽力します。
 とにもかくにも甲子園ボウル出場が決まりました。3年連続の出場は本当に素晴らしいことではありますが、我々は本当にまだまだ弱い。チームの総合力が目標のレベルにまで上がっていないのが現状です。一部にはこれ以上できないくらい努力し続けている者もいますが、まだまだ努力できる幅を残している部員も多いはず。自分の限界に挑戦しないまま、思い残したことがあるまま、甲子園ボウルに出場しても、その試合に意味はあるのだろうか。「必ず勝つ」と宣言したのであれば、どんな苦難があったとしても逃げてはいけない。その苦難を乗り越えて結果を出すことこそが、FIGHTERSとして戦う姿勢なのではないだろうか。ファン、OB会、後援会、そして学生生活を共にした学生たちが見に来てくださるのは、この姿勢を見て何かを感じてくださっているからだとしたら、本気でそれに応えられるよう、残された時間を大切に練習していきたい。
 対戦する日本大学は現時点で最もアスリートの揃っている、そしてチームとしてもバランスの取れたまさに決勝にふさわしい相手です。彼らは2年前の雪辱に燃えて多彩な攻撃を仕掛けてくるはずです。我々はこの最強の相手に「挑戦」できることに感謝し、試合当日は臆することなく挑みたい。
 「ALL for ONE」。必ずや達成します。

2013年11月25日

勝つ難しさ

 昨日は超満員の青いスタンドを背に、人生最後の「立命館大学戦」を迎えることができ、本当にありがとうございました。チームが窮地の時に、心に響いてくる声援のおかげで何度も助けられました。
 結果は0−0。「勝てなかった」。試合内容の事をどうこう言うつもりはないです。我々なりに必死に一年間取り組んだ結果の全てです。「嬉しい」「悔しい」様々な感情がそれぞれあると思いますが、私個人としては「本当に悔しい」です。立命戦前の練習内容、雰囲気、環境が納得のいくものではなかったからです。自分は、プレーでは何も貢献できないが、過程を変えていくことは微力ながらできると信じてきて、この結果だったからです。正直、まだまだ出来た。高校の時同様、こんな状態で負けたら後悔しか残らなかっただろう。選手は本当によく健闘してくれました、私自身の問題です。
 しかし、この結果を真摯に受け止めて、これからの西日本決定戦、そして甲子園ボウル、ライスボウルに向けて挑戦できることに感謝しながら取り組みます。関西学生リーグで必死に戦ってきたライバルの思いも背負って、本気でやり切ります。

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2013年11月22日

決戦

 いよいよ最終節・立命館大学との対決まであと2日。絶対強者であり、我々にとって最大のライバルである。過去2年、点差は開いたものの、展開は紙一重で負けていても不思議ではなかった。「何がなんでも勝つ」。そんな思いで日々練習をしております。
 前々からのブログでも散々「準備」という言葉を使ってきましたが、我々にとっての準備はプレーのことだけではありません。サイドラインに立つ交代選手、スタッフ、フィールド外で活躍してくれている部員。それぞれに準備、役割があり、勝ちに貢献できているかどうか実感しにくいポジションでも、必死に仕事を全うし、それを結集することで我々のチームは勝ってきました。それゆえに勝った時の喜びが格段に嬉しい。そのことを理解して最後の最後まで準備を続けていきたい。
 また、上級生、試合に出ているメンバーは試合展開についても想定していなければいけません。この試合、実力はやはり相手が上で、我々が何とか踏ん張って5分5分に持ち込むようなタフな試合展開になるでしょう。前半でタッチダウン2本先制されている状況、逆に3点差でリードしている状況、いろんな状況が想定出来る。だとしても、試合当日になって、試合中になって、「やばい」とか「負けるかもしれない」というような「雑念」は不要。そのことも踏まえて今から「不安」や「緊張」を感じながら準備をしたい。第4クォーター、2ミニッツ3点差以内の僅差で、最後は無心で、やってきたことを全うし、我々が勝利すると信じたい。
 この1年間、全ての行動を勝利するために注いできた。当然、しんどかったし、つらかった。4年生は今年のライスボウルから一日足りとも休んでいない。日々の小さなことからコツコツと積み上げてきた。幹部も夜遅くまでどうすればチームが良くなるかを延々と話し合ってきた。我々の学年は私も含め不器用な部員が多いが、後輩たちも何かを感じ取ってくれて、頑張ってついて来てくれていると感じる。だからこそ、本当に勝ちたい、それだけです。
 中学部、高等部も順調に駒を進め、ボウルゲームをかけた決勝戦が23日にあり、対戦相手も運命的に立命館の附属校との試合。今週末は関学VS立命館の総当たり戦、一戦も落としません。我々も後輩達に繋げられるような KG Football をこの試合で体現します。
 蒼き戦士が戦う姿を是非、スタンドにお越しになって応援して下さい。我々のベストゲームを長居のフィールドでお見せします。フィールドとサイドライン、そしてスタンドで、「ALL for ONE」を体現し、必ず勝ちましょう。全ては日本一の為に。

2013年11月11日

「立命館」という相手

 先日の長居第2陸上競技場で行われた関西大学戦、多くのファンの方々が応援に来ていただき有難うございました。接戦の末、何とか勝利を収めることができました。試合後に監督のおしゃっていた「ミスを多くした方が負ける」という言葉を部員全員が噛み締めて、最終節・立命館大学戦に向けて取り組みたいと思います。
 さて、今回は私が個人的に思う「立命館」という相手について綴りたいと思う。
 私は初回のブログでも紹介したとおり高等部の時にも主務を務めていた。私たちの学年(高校3年時)は突出したプレーヤーが少なく兵庫県大会も危ぶまれた時期もあった。そんな中、皆必死にフットボールに取り組んだ。朝練もほとんどのメンバーが顔を出して、朝からドロドロになりながら練習し、授業後すぐに練習前に走りものをして、ほとんどブレイクもないまま練習を開始する。ナイターをつけながら練習した後は、ビデオ部屋に篭ってミーティング。皆くたくたになりながらも必死に「日本一」を目指していた。その結果、兵庫県大会も無事一位で通過し、関西大会初戦に対戦したのが「立命館宇治高校」だった。自分の中で対戦したことのない相手に挑む「恐怖心」はあったが、自分たちの今までの取り組みには自信があった。しかし大雨の中での試合の結果は0-7で敗北。本当に悔しかった。屈辱以外の何ものでもなかった。それから引退して、毎晩悩んだ、「何故負けたのか」を。そうするといろいろなことが思い出されていき、それが「後悔」として残った。細かなことだったが、「あの時こうしておけば」が山ほど出てきた。
 私は、その「後悔」という思いを背負って、大学FIGHTERSに入部した。絶対に「立命館」には負けたくない。この思いは大学4年間で一度も消えたことはない。2011、12年と立命館に勝利は収めたものの、全くこの「後悔」が消えることはなかった。自分たちの代で勝つかどうかが全てだと思っている。
 と、私の思いはこれくらいにしておいて、今、目の前にいる「立命館大学」に対して我々はどう臨むべきか。
 立命館大学は一昨年、昨年と関学に敗れてリーグ優勝を逃し、かつ今年は前節で京都大学に土をつけられた。最終節、捨て身で我々を倒しに来ることは間違いない。スターティングメンバーのほとんどが4年生であり、気迫で圧倒してくるだろう。もともとあるマンパワーでは我々を上回っている選手が多く選手層も厚い。「立命館大学」が最強の相手であることに変わりはない。
 我々はどうか。前節の関西大学戦は、もし相手のミスが少なかったら、もし我々のミスがもっと致命的なものであったら、勝利できていたかすらわからないような接戦。それは過去2年の立命館大学戦でも同様で、結果的に点差が開いているが、展開によってはどちらに転んでいたかわからないような非常に競った内容であった。悲観的に捉えているわけではないが、これまでの結果を楽観視して勝てるほど甘い相手ではないことを、部員一同が本当に理解できているのかどうか。4年生がどこまで伝えることができるかが、我々の勝利の鍵となる。
 全勝対決ではなくなったがそんなことは全く関係ない。我々は「挑戦者」として、自分たちの1年間、4年生にとっては4年間やってきたフットボールで、「立命館」を上回るのみ。我々4年生にとって人生最後の「立命戦」。チーム全員で「ALL for ONE」を体現し、全力で勝ちにいきます。ご声援の程、よろしくお願いいたします。

2013年11月08日

「細部へのこだわり」

 明日対戦する相手は、今春1点差で辛勝した関西大学。シーソーゲームの末、結果としては勝つことができたが、負けていても不思議ではなかった。明日の試合もひとつのミスやターンオーバー、反則で大きく流れが変わっていく試合となると思う。
 2009年秋リーグ第3節。誰もがFIGHTERSの勝利と信じていた中で、13−17で関西大学がFIGHTERSを破った。ターンオーバーとゴール前の4th.Downでのパスキャッチミスが敗因の大きなポイントだったと監督がおっしゃっていた。今までもそのことを肝に銘じて取り組んできたが、改めてミスが勝敗を分けるということを痛感した。試合前日の今、これからの時間でできることは限られているが、「あれをやっておけば、勝てたのかもしれない」とか「自分の理解不足」で負けたというのは、学年問わず一生後悔することになる。
 我々はこの1年間ひたむきにフットボールに打ち込んできた。その努力は必ず試合に結果として表れると信じてやってきた。だからこそ、少し気が抜けてしまっていたとか、妥協してしまったことで敗因を作りたくない。運も実力のうちとよく言われるが、運が回ってきたときに自分の準備が足りずに逃してしまうこともあり得る。選手、スタッフ関係なく全員で最後の最後まで細部にこだわっていきたい。
 そして、我々の目指すフットボール「ALL for ONE」を体現し、関西大学を圧倒する。

 ファンの皆様、前節の京都大学戦時もスタンドを青く染めて頂き、部員一同本当に感謝しております。選手からも「あんなにもお客さんが来てくれてるんや」という声を多く聞きました。我々も多くのOB、ファンに支えられていることを実感することで自分たちのやっていることを精一杯全うできますし、力になっています。
 明日の関西大学戦も熱いご声援のほどよろしくお願いいたします。

2013年10月25日

関京戦2013

 いよいよ、伝統の一戦「関京戦」まであと2日。
 歴代の先輩方が幾度となく死闘を繰り広げてこられ、それ故に両チームは「永遠のライバル」と呼ばれる。我々はリーグ戦を全勝し、甲子園ボウル、ライスボウル制覇という目標に向かって取り組んでいるのだが、京都大学に対しては他校とは違う意味合いも含んだ戦いになる。
 FIGHTERSとGANGSTERSは、組織力でチームを強化していく点において似ていると感じる。ひとりひとりが目標を明確にし、役割を全うする。その上で個人個人が自責を自覚し、チームに貢献しようと最善の努力をする。両校がその思いを持って必死で努力し合ってきたからこそ「永遠のライバル」と呼ばれるのだと私は思う。
 近年の「関京戦」は、2004年の敗戦を最後にリーグ戦では勝利が続いているが、その間も2009年のラスト1秒のフィールドゴールによる薄氷の勝利、2011年はタッチダウンゼロ・フィールドゴールのみの得点で勝利、など、決して我々の満足がいく戦い方が出来ているわけではない。京都大学は、長年の屈辱を晴らすべく今年こそ全てを我々にぶつけてくるはず。京都大学の強みである、気迫、プレーの巧さ、粘り強さを全面に押し出してくるだろう。それに「恐怖」を感じることも試合中には出てくるかもしれないが、我々はその試練を乗り越えてこそ「日本一」になる資格があると思っている。精神的な部分も含めて最大の準備が必要になるだろう。
 我々の目指すKGフットボールで日本一になる以上、京都大学に気迫、組織力、そしてフットボールに対しての情熱、取り組みの全てで圧倒しなければならないと私は考える。だからこそ絶対に自分に負けてはいけない。我々の目指す「日本一」は社会人が相手なのだから、ここで自分が成長しないことには勝負にならない。最後の最後まで自分と戦い続けて試合に望みたい。
 繰り返しにはなりますが、この京都大学戦で我々のベストゲームをお見せできるよう準備します。そして、どんな苦境に立たされても我々のやってきたことを信じて戦い抜きます。週末の日曜日、キンチョウスタジアムでお会いしましょう。

2013年10月08日

「弱い」を自覚する

 前節の近畿大学戦では、オフェンスは後半のドライブにも象徴されていたように、コミュニケーションミスや反則、ターンオーバー等で自滅。ディフェンスは、リーグ戦初の完封を収めたものの、強豪校に勝負できるファンダメンタルを試合中に出来ている選手が少ない。キッキングは、勝負どころで得点することが出来なかった。グラウンドでよく池永が口にしている「今のプレーで負けやぞ」という言葉をもっと危機感として全員受け止めるべきだ。我々は一昨年、昨年と違って「弱い」。
 前々節同様、反省で出た言葉は「準備不足」。「準備不足」ということは、まだまだ4年生のチェックが甘いということだ。リーグ終盤では、ロースコアゲームが予想される中で、ひとつのミスで負けに直結することは、フィールドに立つ人間全員が自覚しなければならない。ゲームの中で千載一遇のチャンスが回ってきたとしても「準備」が足りておらず、得点出来なければ勝利することは出来ない。ということは、我々4年生は引退ということになる。あれだけ春合宿でミーティングを重ね、気が狂ったようにトレーニングで自分を追い込み、夏合宿の苦労を共に乗り越えてきたことが、一瞬にして「無」になる。また、今の時点でリーグの最終節・立命館大学戦の第4Qをビハインドの状況で自分達のフットボールをして勝てるかという質問に「勝てる」と自信を持って言える人間が何人いるだろうか。根拠のない「自信」や「強がり」ではなく、本当に自分が勝利に導くと言える人間が何人いるのだろうか。今の取り組みで決戦前夜に「何が何でも勝つ」という思いに嘘偽りなく思えるのだろうか。この危機感が4年生になさすぎる。これはミーティングを重ねれば変わるというものではない。本人の自覚とそれを仲間がどれだけ気づかせてやるかだと思う。そして、その気づきの連鎖が勝利に繋がると信じて、貫いていくことしかスローガンである「ALL for ONE」を達成する術はないのではないかと私は考える。
 しかし、ここで私が言いたいのは「悲観的」になることとは違うということだ。強豪との差を絶望的に感じている部員もいるだろうし、自分の力量に不安を感じる人も多いだろうが、そこからどうしていくのかが大切だ。自分の「弱さ」を自覚して、フットボールに対しての取り組む姿勢を変えることで、あいまいに取り組んでいたことをなくし、しんどいけれどとことん自分と向き合い、他人にも要求され、要求していく。これが戦い続ける集団「FIGHTERS」だ、と私は解釈している。だからこそ、勝った時に言葉では表現することが出来ないような喜びと達成感が溢れ出てくるのだと思う。我々はそこを目標にしてフットボールをしていることを忘れてはならない。究極の目標ではあるが、それを達成することができる環境が我々には与えられているのだから、とことんKGのフットボールで勝負したい。
 現時点での社会人、強豪校との力量差は、正直まだある。しかし、FIGHTERSの先輩方は上述のようなことを実践し、過去には戦力面では厳しいと言われていた年でも勝ってこられた。私たちもそう言った泥臭いことができるチームで勝負して勝ちたいし、絶対にその上で目標の「日本一」を達成する。
 次節は、強豪校ともロースコアゲームをしてきている神戸大学。気を引き締めて望みます。応援よろしくお願いします。

2013年09月22日

「一つのミスがチームを負けさせる」

 先週の第2節・龍谷大学戦は悪天候の中で行われ、自分たちの実力が露呈した試合となりました。練習中で課題が詰めきれていなかった不安な部分、初戦や練習で出ていたファンブル、反則等が試合に出ました。完全に準備不足です。我々が目指す「日本一」のレベルでこのようなミスがひとつでも起きれば負けにつながります。課題は明確になりましたが、それを改善するのは日々の努力でしか解決しません。これからのゲームでは一つのミスがチームを負けさせることにつながっていきます。勝つことにこだわっていくためにも、ミスに対して厳しく詰めていなければなりません。
 ではどのようにしていけばいいのか。
 練習中に起こったミスを本人も周りの人も見逃すことは論外ですが、イージーなミスに対してもどれだけ本気で本人、パートリーダーに伝え、そのミスを二度としないように取り組むか、これに尽きます。これは「日本一」を目指す上で当然のことですが、なかなか出来ている人は現時点では少ない。自分のプレーがうまくいっていないから言えない、周りからの指摘を聞き流す(本人も気づいているはず)、などになっているのではないか。それはただの「無責任」です。
 もちろん、人に求めるということはその発言にも責任が伴うので、自分が更に上のレベルで実行していかなければならないとは思います。しかしお互い発展途上なのだから、複雑に考えすぎず自分の素直に思った感情をぶつけ合うことが大切なのではないでしょうか。
 また、本人が試合でミスをしてしまった時に背負う事を考えれば、練習でミスを潰しておいた方が良いに決まっています。
 一方で、最近の練習ではこの考え方がやらされているようにも感じます。注意をしなくてはならないと思いすぎてダメなところにばかり視線がいき、良いプレーでも誉めるような雰囲気がない。それでは思い切ったプレーもできません。ミスをなくすために最大限の準備をして、そのうえで練習では思いっきり全力を尽くす、これが求めている練習ですし、試合にもそのまま当てはまることだと思っています。
 次節まであと一週間、リーグ最終節まで63日。残り少ない練習をいかに過ごしていくか。やり切ります。

2013年09月14日

「変わる」ということ

 シーズンが始まると早いもので、もう第二節を迎えようとしています。刻一刻と時間がなくなっていく中で、我々は前に進めているのか、目標が達成できるのか、ということばかりが脳裏をよぎります。

◇チームが変わらない
 最近、チームが変わらない、危機感・緊張感が足りないと言われます。コーチからも取り組みは一生懸命やっているが「試合に繋がらない練習をしている」、「1play、1playの重みがない」と指摘されていますが、何故そのような指摘をされるのか、と考えている部員も多いはずです。
 それは、目標を達成するうえでの具体的な方法、手段が足りていないからです。毎日の練習の反省が反省で終わっている。改善するための具体的な取り組み、細部へのこだわりが足りていないということだと思います。下級生は自分が上手くなるために、上級生は自分だけでなくチーム、ユニットに責任を持って、具体的にどうしていくのかを考える。そして練習に具体的に落とし込んで実践していくには、徹底した準備が重要だと思います。このことを日々実行出来ている人間はこのチームにどれくらいいるのでしょうか。

◇雰囲気が変わらない
 この言葉もよく聞く言葉です。そもそも雰囲気とは何なのでしょうか。私のイメージするいい練習(いい雰囲気)とは、ハドルの中に入っている選手が互いにコミュニケーションを図り、プレーに集中し、サイドラインにいる選手やスタッフは、与えられた役割の中で必要なタイミングで中の選手に言葉を伝え、そして本気でお互いが要求する練習です。まず自分の役割を細かなところまでこだわることで、ミスが少なくなり、よい緊張感が生まれてくることで、自然といい雰囲気になっていくではないでしょうか。そして集団スポーツで勝ちに行くためには、与えられた役割を1人だけ全うしても勝つことは不可能なので、要求し合う。要求し合う中でお互いを高め合っていく。これが「仲間」だと思います。

 上記のことを自ら取り組んでいくか、課題を自責と捉えて、この現状をいかに変えていくか、が今求められています。それがリーダーたる者の姿勢であり、我々4年生の大きな課題で現時点では出来ている人間が少ない。でもできないことではありません。むしろ絶対にできると思っています。現状を克服して、勝負の日に「最後は気持ちや」と意気込んで臨めるように、できる限りの準備を日々積み重ねていきます。

 明日、リーグ第2節・龍谷大学戦はEXPO FLASH FIELDにて16:00KICKOFFです。まだまだ未熟ですが、一試合一試合成長する我々をスタンドで応援よろしくお願いします。

2013年09月06日

リーグ初戦を終えて

 初戦を終えました。結果を見れば大差の試合ですが、課題が山積みでした。夏の練習を通じてファンダメンタルからユニットまで実に多くのフットボールの練習をしてきましたが、試合では一対一で負けている場面を見受けられ、ファンダメンタルが十分なレベルに到達していないことが明白になりました。「どんな相手に対しても基本で圧倒しなければ、FIGHTERSの求めている『日本一のフットボール』ではない」。コーチから日頃教わっていることに対して、相手を十分にイメージして取り組めていなかった結果だと思います。また、スタッフも運営面でまだまだ改善できる点が多く、準備不足が悔やまれました。スタッフもFIGHTERSのサイドラインに立つことを自覚して、より高いレベルでの運営を日頃から求めていかなければなりません。
 また、今回は対戦相手の大阪教育大学に気付かされたことがありました。大阪教育大学は選手が40名程でほとんどのメンバーが攻守両面でプレーをしている。その中でも、すべての選手が最後まで走り続け、鼓舞をし続けているのが印象的で、チーム全体がこの試合に対して覚悟を持って臨んでいたように思います。逆に我々はどうだったでしょうか。フィールドに出ていた者、サイドラインに立っていた者、それぞれが「俺がやったる」と心底思って臨んでいたでしょうか。
 反省を挙げればキリがないですが、すでにリーグは始まりました。山場となるリーグ後半にもあっという間に近づいていきますが、走りながら克服しさらに高いレベルに向けて本気で取り組んでいきます。
 最後になりましたが、雨予報の中スタンドを青く染めて頂いたファンの方々には、本当に感謝しております。引き続き応援よろしくお願いします。

2013年08月27日

「FIGHTERSとして戦う」

 先日、4年生にとっては現役生活最後のかねいちや合宿を終えました。例年に比べ、8泊9日と日数の多い合宿でしたが、あっと言う間に過ぎ去りました。私にとっても高等部から7年間続けてきた最後のかねいちやでの合宿でした。私の中で、この合宿でチームを変えることができなければ、我々の目標からは大きく遠ざかる。何としてでもチームを好転させて「日本一」に近づける、この思いしかありませんでした。
 合宿の前半は、チームの雰囲気、練習の質ともに上ヶ原での練習に比べてもさほど変わらない状況が続いていました。それぞれが「一人前の男」になるために合宿を迎えたはずが、その覚悟が甘く、練習や生活に出てしまっていました。このままで合宿を終えると我々に「日本一」はない。ライスボウルで負けた悔しさや昨年度の4年生を負けて引退させてしまったことに対する思いはこんなものではない。我々の本気はこんなものではない、と主将の池永が檄を飛ばしていました。4年生でミーティングをし、具体的に何が足りていなくて、明日の練習で何をすべきかを話し合い実行することを決意しました。
 合宿後半、雰囲気が少しずつ変わり始めました。今まで燻っていた選手たちが自分の殻を破るために必死にもがく姿も見られました。後輩達もその姿を見て奮起して、一生懸命練習に励むようになりました。日本一を目指す上で当然の姿勢ではありますが、この姿こそがFIGHTERSのあるべき姿であると思っています。どんな状況下においても常に高い目標を掲げ、それに対して愚直に取り組む。そのためにグラウンド外での時間もフットボールに費やす。これが当たり前になっていき、さらに高いレベルに挑戦できるようになる。この当たり前のようなことを過去の先輩方は高いレベルで実行し、「FIGHTERSとして戦う」ことを誇りに思っているからこそ、存続しているのだとこの合宿で痛感しました。挑戦者として、私たちもこの姿勢を忘れずに取り組み続けたいと思います。
 また、今年は平郡雷太さんがなくなられて10年目に当たる合宿でした。平郡さんのことは、ご存知の方も多いと思いますが、4年生だった2003年にLBとしてディフェンスリーダーを務められていた方で、合宿最終日の最後のメニューで倒れ急性心不全によって亡くなられた方です。今は「やまももの木」となって第3フィールドのスタンドから私たちを見守って下さっています。
 命日の16日には平郡さんと同期の方が多数合宿に来られ、夕食後の全体ミーティング時には当時主将の今東(大岳)OBからお話を伺いました。平郡さんの生き様や取り組みについて語ってくださり、「人一倍責任感が強く、自分が掲げた目標に対してストイックに取り組む姿勢が印象的だった。」「他人に対しても要求をし続け、自分には更に高いレベルで要求し続けた彼の姿は、まさにFIGHTERSの理想だった。」とおっしゃっていました。まさにこの合宿で我々が体得しなければならない姿勢を体現された先輩だったのではないでしょうか。実際お会いすることはできませんが、平郡さんのフットボールに対する姿勢は、FIGHTERSが存在する限り永遠に受け継がれると思います。
 我々の目標はあくまで「社会人を倒して日本一」になること。昨年度の戦力で成し遂げられなかった目標に対して、それを上回るチームを作り上げていくことは至難の業ですが、合宿で得た「FIGHTERSとして戦う」を再認識して、愚直に取り組むことを誓います。
 最後になりましたが、今年の夏合宿も多大なご支援、ご尽力のもと無事終えることができたことに感謝申し上げます。
 そしていよいよ開幕まで1週間を切りました。残された時間で最大限の努力をし、初戦から戦い続けますので、ご声援のほどよろしくお願い致します。

2013年08月10日

いざ、夏合宿

 合宿前の夏練習は、あっと言う間に過ぎ去りました。7月に準備していたことが、チームの中で徐々に変化として現れているところもあれば、準備していたのにアクションすら起こせずに終わってしまっていることあります。私も含めてまだまだです。
 そして、今日から兵庫県東鉢伏にある「かねいちや」という宿舎で8泊9日の合宿があります。この場所での合宿には、大きな意味があります。
 まず一つ目は、フットボール漬けになれること。とことんフットボールと向き合える場所であるということです。「下界」とシャットダウンして無駄なことは考えず、集中して取り組むことができる最高の環境です。
 そしてもう一つは、共同生活が出来るということです。チームスポーツにおいて共同生活をするということはとても大切なことですが、24時間、ましてや一週間強もの間、仲間と一緒にいるというのはこの場所でしかありえません。普段は必要なことしか話せていない仲間とも、色々なことを語る時間があります。集団生活を送る上でのルールや決まりは狭苦しく感じるかも知れませんが、その中には仲間と同じ目標に向かって取り組む上で必要であるということを学ぶことが出来ます。
 夏合宿前に各自が目標を立てました。ファンダメンタルにとことんこだわる、パートの中で一番元気を出してやる、ライバルをイメージして練習から圧倒する、チームを一つにする、こういった目標が並んでいました。その目標を見ていく中で気がついたのですが、目標の語尾に「〜なりたいとか、〜努力する」といった言葉が少なかったことが、ひとつ成長を感じました。日本一には、誰でもなりたいことだと思います。ですが、それを達成できるのはごく限られた人達です。その中でも覚悟を持って「絶対に〜する!、達成する!」という決意を持って合宿に望もうとしていることは、とてもチームにとってはプラスです。必ずや部員が立てた目標を全員が実行し、上ヶ原での練習の糧となるよう全力を尽くします。
 4年生にとってはラストチャンスです。このチャンスを逃せば大きく日本一が遠のきます。4年生で決めた目標である「初戦までに4年生が ALL for ONE を体現する」という目標を一番体現できる場所であり、その上で個人個人がえげつなく取り組みチームとして一回りも二回りも成長できると信じています。
 我々2013年度FIGHTERSの本気を合宿で体現します。そして、合宿を終えれば一週間強で試合です。時間はありませんが、その中で最大限の準備を行って、初戦を迎えるようにします。
 最後になりましたが、この夏合宿を迎えるに当たって、尽力して頂いたOB会、後援会をはじめ多くの方々に、本当に感謝しております。その期待に応えられるように部員一同やりきります。
 また、合宿後に報告します。それでは、行ってきます!

2013年08月04日

「種を蒔く」

 7月のテスト期間も終わり、8月1日から練習が再開しました。私たち4年生にとっては「勝負の夏」であり、チームの勝敗が大きく決まる大切な時期に入りました。
 初日の練習前にチーム顧問の前島宗甫先生によるお祈りがありました。今回のお話は「成長するための種を多く蒔きなさい」という内容でした。多くの種を蒔き、その中で芽が出た苗たちを成長させ、やがて大きくなった木をさらに大きな1つの木へと成長させなさい、という意味です。今4年生がしなければならないことがこの言葉に詰まっています。そして、FIGHTERSの組織力、強いては関学体育会の強さを語るうえで大切な言葉だと思います。
 フットボールはよく「準備のスポーツ」と言われます。それは、ただプレーの数が多いから準備が必要というだけの意味ではありません。フットボールは、集団スポーツの中でも複雑なルールの中で役割を精密に遂行し、コミュニケーションを取ってプレーするスポーツです。よって選手、スタッフ関係なく、様々なことを日常、練習、試合中問わず要求し、また要求される関係が大切です。その関係を築いていくためには、様々な準備が必要となり、計画的に物事を進めることが重要となってきます。先生のお話の「種」というのは私たちの「準備」に当たると思います。今こそ、私たち4年生はライスボウル制覇に向けて、春の反省を踏まえて、7月の期間に用意した「種」をたくさん蒔くべきです。その中で、芽が出ないことがあるかもしれませんが、多くの種を蒔けば必ず大きく成長する苗が出来るはずです。それがやがて自分の自身となって、チームを勝たせることが出来る大きな原動力になります。1つ1つは小さく、力にならないように感じても同じ方向に成長した苗であれば必ず1つになれます。
 私たちの今年のスローガン「ALL for ONE」も全員が日本一になるために1つになるという意味が込められており、今のチームを支える大切な言葉です。私自身も口だけにならないよう、チームの目標であるライスボウル制覇に導くために、勝つために必要な多くの事を誰よりも真剣に伝え、自分自身も取り組んでいきます。1月3日、日本一になるその時まで、種を蒔き続けます。

2013年07月27日

春の反省、夏に向けて

 大変ご無沙汰しております。
 主務ブログの更新が滞り、気が付けば春のシーズンが終わってしまっていました。大変申し訳ございません。今日から再開しますので、よろしくお願いします。久しぶりなので、どこから書き始めていいのかわかりませんが。。。
 春合宿が終わってからシーズンインするまであっという間に時間が過ぎ、初戦を迎えました。初戦の慶應義塾大学戦は点差は開きましたが自分たちが思うような試合ができず、次の日本大学戦は引き分け。その後の試合も接戦続きでしたが、自分達の取り組みが試合に現れて、決していいとは言えない結果で、最終戦のパナソニック・インパルスに惨敗する形で終わってしまいした。チームの目標である「社会人を倒して日本一」に対する現時点での力を確かめることができる数少ない試合を納得のいかないまま終えてしまいました。このままでいいのかと何度も考え互いに求め合いましたが、具体性もないまま進んでしまったように思います。
 春シーズンを通じて、幹部も含めて4年生がどこか迷走していたように思います。先が見えない恐怖とチームを変えることが出来ていないもどかしさ、焦りが発言にも現れ、現時点のチームで出来ていないことを強調し続けていました。チームとしての欠点がわかることは大切なことで、それに対するアプローチは必要なことですが、幹部が口を揃えて「出来ていない」と発言していたことは反省です。チーム全体にマイナス思考が浸透してしまっていたと思います。少なくとも私のようにプレーをしていない立場の人間が、チームの状況を時に前向きに伝えるべきでした。今ではそのことを本当に後悔しており、自分の不甲斐なさを痛感しました。
 7月に入ってグラウンドの練習から離れ、4年生とミーティングを重ねる中で様々な反省が出てきました。「あの時の伝え方は間違っていたな」とか「自分が伝えようとしていることが全然違うようにとらえられていたんだな」など、普段の練習の時に気付くことが出来ていなかった(直接言われていても受け止めることが出来ていなかった)ことが明確になりました。
 そして、春の反省を総括すると「準備不足」だったように思います。春シーズン前に「春シーズンを通して、自分たちはどこに到達したいのか」ということをもっと深いところまで考え、実行すべきでした。目標をただ立ててその確認を反省だけで留めてしまい、時間が過ぎてしまっていたと気がつきました。
 反省を踏まえて、この「勝負の夏」を迎えるにあたって、今こそしっかりと明確に目標を持って、整理、計画し夏の練習に集中出来るように準備します。そして8月にチームが大きく成長して秋シーズン全力が出せるように尽力します。私にとってもフットボール7年目最後の夏。必ず完全燃焼できるよう最善の準備を尽くします。
 チームとしてもまだまだ未熟ではありますが、変わらぬご指導の程よろしくお願いします。

2013年03月30日

新チームがスタートして

 こんにちは、主務の多田です。
 最初となる今回は、私から見たチームの現状を書きたいと思います。
 まだ記憶に新しいライスボウルでは、チームを牽引してきた昨年の4年生が奮起したおかげでシーソーゲームを繰り広げたわけですが、一方で社会人チームとの壁を再認識した試合でもありました。社会人の選手が土壇場で落ち着いたプレーが出来るのは、個人の能力もあるとは思いますが今まで「修羅場」をくぐってきた経験に裏付けられた自信があったからだと感じました。
 そして今年のチームはそのライスボウル敗退の1月3日から始まりました。帰路の新幹線でチームのことを考えて正直ゾッとしました。チームの始動は、ライバル校と比べて1ヶ月半も遅れている。ライスボウルという経験は貴重でしたが、昨年に比べて戦力低下は否めません。
 この状況で「どうやって勝つのか」。それ以降、4年生を中心にミーティングを重ね、思い思いを語り合いましたが答えらしき答えは出ませんでした。ただ、いくつかのキーワードをお互いに共有することが出来ました。
 主将をはじめとする幹部が決まり、スローガンを決める際にキーワードを拾い上げ話し合った結果出来たのが「ALL for ONE」です。「全員が日本一になる為に一丸となる」という意味が含まれています。チームスポーツにおいて「組織力」という言葉はよく出てきますが、この「組織力」が私達には必要だと強く思いました。個々が強くても団結していないチームよりも個々がそれほど強くなくてもチーム一丸となって愚直に邁進していくチームを目指す事を決めました。
 しかし現状は程遠い位置にいると思います。2月、3月に春の2回の合宿を経験し、下級生のやる気を感じながらも、もっと限界に挑戦することができた4年生が多くいたことに焦りました。私自身も失敗をたくさん経験しました。
 チームは徐々に動き出していますが、「日本一」に近づいている実感は正直ありません。ただ、日々を淡々と過ごしてしまっているように思います。チームにも「危機感」が漂っていません。この現状に私を含めた幹部、4年生の何人が感じ有言実行できているのか本当に考えなければなりません。
 早いもので初戦まで1カ月を切りました。私は、部員全員が原点に立ち返って泥臭くフットボールをしなければ勝ちはないと思っています。また、冒頭でも書かせて頂いたように「修羅場」をくぐらなければ成長しないと思います。この「修羅場」をどれだけ日々の練習でくぐり、試合で挫折を味わいながらも、這いつくばって邁進できるか、私はここに勝つべくして勝つチームの姿があると思います。
 「真の日本一」は遠い道のりですが部員同士が、本当の意味で「ALL for ONE」を理解し取り組めるチームに必ずします。

2013年03月24日

「ごあいさつ」

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 はじめまして。2013年度の主務を務めさせていただきます、多田 健一郎です。
 今年もこのブログで日々の「日本一」に対する思いを中心にお伝えしていきます。至らぬ部分も多々ございますが、ご指導のほどよろしくお願いいたします。また、このブログを通じてファンの皆様とも繋がりが持てれば幸いです。コメント等も寄せて頂けると嬉しいです。
 さて、私の簡単な略歴を紹介させて頂きます。

2004年
関西学院中学部に入学、陸上部に入部。

2007年
関西学院高等部に進学、アメリカンフットボール部に入部。
1年時は選手(RB)として入部。
2年時にマネージャーに転向、3年時は主務に就任。

2010年
関西学院大学経済学部に進学。
引き続きアメリカンフットボール部にマネージャーとして入部。
1、2年時には広報を担当。
2、3年時にはリクルートを担当。
4年、主務に就任。関西学生アメリカンフットボール連盟学生委員。
日曜日は上ケ原ブルーナイツの学生コーチとしても活動させて頂いております。

 これまで数多くの方々のご支援、ご指導のおかげで不器用ながらもマネージャーとして6年目を迎えております。今年は主務として、一昨年、昨年度以上の“チーム作り”を主将の池永を筆頭に尽力したいと考えております。
 今後ともよろしくお願い致します。


関西学院大学体育会アメリカンフットボール部
主務 多田 健一郎