2017年07月18日

「臆病であれ」

 私の好きな言葉の中に「臆病であれ」というものがあります。これは、ある左官職人が仕事をする上で大切にしている流儀です。気温や湿度に左右される繊細な仕事柄がゆえ、決して油断は許されません。「自信を現場に持ち込むな。臆病者こそ、大きな仕事が出来る」という意識を常に持ち続けることが、最悪のあらゆる事態を想定することに繋がっているのだそうです。
 これまで私は、試合等を迎える際には自信に満ちあふれていなければならない、と思い込んでいたのですが、この言葉に出会ったことで、「一流」と言われる人でも目の前の仕事に対して臆病になっている、臆病になることは決して悪いことではないのではないか、と勇気づけられました。
 現在大学はテスト期間に入っており、部員たちは学生の本分である勉学により一層集中し取り組んでいます。直近の試合もなく、春シーズンほどの慌ただしさはありませんが、この春をじっくりと振り返り、来る秋シーズンで何をしたいのか、そのためには何をしなければならないのか、等を見つめ直す大切な時期です。つまり、7月をいかに過ごすかが個人としてもチームとしても秋シーズンの結果を決めると言っても過言ではありません。
 与えられた時間は他大学の選手、社会人選手と何ら変わりません。そう考えれば考えるほど、「彼らはいまどんなことをしているのだろう」「果たして、今の取り組みで本当に勝てるのだろうか」という不安な思いが絶えず頭をよぎります。しかしこのような状況だからこそ、冒頭で紹介した「臆病であれ」という言葉を心に刻み、今できることを彼ら以上にやり抜くことが大切なのではないでしょうか。
 8月の練習開始まで残りわずかとなりました。8月に入れば時間があっという間に過ぎ去るだけでなく、自分自身をゆっくり見つめ直す時間等を確保することが困難になります。今一度、一人一人がチームを、パートを、自分自身を見つめ直してまいります。
この記事へのコメント
 蒔いた種がすくすく成長し、来るべき時期に実って収穫できるよう。撒いた餌に獲物を掛け、確実に仕止めて狩れるよう。夏合宿で土台を固めていって下さい。
Posted by Blue Blood at 2017年07月22日 22:35
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