2006年10月30日

「できるなら始めからやれや!」

 関大戦、本当に精神的にきつい試合でした。本当に勝ててよかった!
 サイドラインから見る限りはもっと早くから差をつけられるような試合内容に見えたんですけどね。結果的には三発(ロングTD×3)食らって3Qの途中まで同点。その状況は後半に入っても変わらず、4Qに入ってからやっと点差が開いて最終的には34対21。関大戦は3年前の敗戦の思い出もあるので、あの時の再現になるような予感すら脳裏をかすめました、本当に。毎回こんな展開の試合が続いたら痩せてしまいますね。僕は最近太り気味なので別に気にしませんが。
 この試合は、僕らの典型的な負けパターンの試合でしたね。少なくとも、3年前と同じその入り口にまで、足を踏み入れていました。
 決して力負けするわけでなく、対処法もはっきりしているのに、何故か噛み合わない。点差が開かない。逆にいつの間にか点差をつけられる。そのうち時間が無くなってチーム全体が焦りだす。空回りしだす。そして…いつの間にか、負けている。
 このようなパターンに入りかけたら、そこから抜け出そうとしたらダメなんです。このパターンから抜け出そうと意識すればするほど、焦って浮き足立って、ドツボにはまっていくんです。アリ地獄みたいなものですね。
 このようなパターンに入っても無視するしかない、と僕は思っています。雰囲気が良かろうが悪かろうが、モメンタムがこちらに来ようがあちらに行こうが、目の前にある自分のすべきことに集中するしかないんです。当たり前なことなのですが、これしかないですね、実感として。これは、僕がこの春までの数々の敗戦から学んだことです。
 しかし、この試合のFIGHTERS(のサイドライン)は、前半はこのことが全くできていなかった。けれども、後半はこのことがかなりできてきた。このことが前半と後半の差になったような気がします。もちろん、コーチや選手のアジャストが上手くいったことも大いにあるのでしょうが、前後半ではそれぞれ全く別なチームであったかのような感が否めませんでした。平たく言ってしまえば、前半は「観客」、後半は「チームの構成員」と形容できるような差でしょうか。
 前半は、本当に情けないことですが、みんなバラバラでした。みんな頭は動いていたんでしょうけど、それが全くチームに反映されていない状態でした。それが、ハーフタイムに全員の尻に火でも点いたかのように変わりました。全員がフィールドやハドルに向かって何かしらの役割を果たしている、理想とする状態にやっと近づいてきました。活気も集中度も、まちがいなく後半の方がずっと高かったです。
 そういう意味では、この試合で得られたものはとても大きかったと思います。あとは、これを「最大瞬間風速」で終わらせるのではなく、「普通の状態」でもそうあることができるように、この試合の最高の状態が次の試合の最低の状態であるように、しっかりと慣らしていくことだけ。それをそれなりの水準で体験できたことはとても良かったし、この試合については前向きに捉えていきたいと思います。もっとも、後ろを向いている余裕など無いだけなのはもちろん、昨日勝てたからこそそう言えるというだけなんですけどね…。
 もっとも、このような状態でいなければならないということと、そうでなければ痛い目を見るということは、今までもあらゆる場面であらゆる人に言われ続け、仲間内でも言ってきたはずです。それでもいまだにこのような状態にいるということに、「尻に火が点かなできひんのかい!」「できるなら最初からやらんかい!」と言う声が聞こえてきそうです。返す言葉もありません。
 この先は春引き分けの同志社に、もう4年間(実質的に)勝っていない立命館。今まで以上にタイトに試合になるのは分かりきっています。少なくとも、今日の前半のような試合をしていれば、痛い目を見ることは間違いないでしょう。
 そうならないようにするためには、これからが勝負。「チーム全員」でもう一度腹を括り直す必要がありそうです。
この記事へのコメント
試合後の野次ですが、「これじゃ立命に勝てないぞ」との声。勝ってこそ反省ができます。この野次が、「おまえらやればできるじゃないか」と言わせる戦いを期待しています。今季はあと4試合観させて下さい。
Posted by 1OB at 2006年10月30日 11:27
点差以上に実力の差がありました。

関大側から見ると、反則の少ないナイスゲーム
でした。

次節なんとか立命にも冷や汗をかかしたいですね。
Posted by ジジ at 2006年10月30日 14:27
本当に勝てて良かった。一発の長いパスでやられたり、イージーミスがあったり、モメンタムにのりきれなかったり・・・。後半「尻に火が付いた」から勝てたのではなく、全て含め今の実力がそのまま出ただけかも知れませんね。でも、チャレンジャーなんだから、結果を真摯に受け止め、慌てる事無く恐れる事無く、粛々と前のチームに向かって下さい。関大戦はいろんな課題を見つけられた試合でもあったと思います。次です次。
Posted by 鹿せんべい at 2006年10月31日 00:26
主務の方が言っておられたように、関関戦では例年に見られる「負けパターン」というものがスタンドで見ていて頭をよぎりました。しかし今シーズン最大の収穫があったのではと思います。それは「負けパターン」と呼ばれる状態から切り抜けるだけの強さがあるということです。むしろそういった不利な展開でこそ本当の力が発揮されるのだとさえ思います。例え同点に追いつかれようが、モメンタムを失おうが、チーム全体からは勝つ!!というエネルギーを感じさせられました。試合展開や点差というよりも、「もっとその先」にファイターズの思いがあったのではないでしょうか。この先の2戦ではおそらくここ数年に付き纏う「負けパターン」が再現されるかもしれない。しかし、それらを拭い去り、打ち勝つだけのチームだと信じています。数年後、後半にモメンタムを奪われ逆転を許したその時、「ファイターズはここから必ず切り抜けるよ。これはKGの勝ちパターンだよ!」 そんな声がスタンドから聞こえることを願ってやまない。
Posted by 聖地奪還 at 2006年11月01日 23:39
 KGの人柄の良さが出たようなゲームに感じました。上ヶ原でのほほんとキャンパスライフを送る関学生。が、Fighersはそんな中にあって、ある種、特別な存在。極めて居心地のいい環境にあって、甲子園ボウル勝利という目標がある限り、自分にもチームメイトにも厳しく接しなければいけない。ユニフォームを脱いだその時、普通の関学生に戻ってくれれば良い。それまでは、様々な圧力と闘って下さい。少しでも助けになるよう、スタンドから声を枯らせて応援を続けます。
Posted by Blue Blood at 2006年11月07日 02:54
 選手の皆さん、スタッフの皆さん、悪天候の中、同志社戦勝利、おめでとうございます。お疲れ様です。課題が多々あったかと思いますが、ここまで来れば勝つことがなによりも第一です。

 ついに決戦の時がやってきます。茨のリーグ戦を乗り切り、全勝で辿り着くことができました。いよいよモンスター立命館に挑戦です。米国ビックカレッジ並みの取り組みを行なっている不沈艦に、KGらしく果敢に闘ってください。KGらしく真っ向勝負を挑んでください。KGのプライドを見せてください。KGは勝たなければならないのです。

Posted by KG ブルー at 2006年11月12日 19:21
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