2017年10月17日

見据える力

 先日の甲南大学戦は42−7で勝利することができました。しかし、今回の結果、内容は十分であったとは言えません。オフェンスではテンポの悪さや取りきるところで取りきれない、ディフェンスではズルズル進められるシーンなどが数多くありました。サイドラインにおいても必要な声が伝わっていない、動きがテキパキしていない等の反省が露呈しました。
 第3節の京都大学戦ではなんとか勝利することができましたが、命取りになりかねない反則やイージーなミス等が目立ったことから、こんなところで立ち止まっている場合ではない、次の甲南大学戦では着実に成長し、さらにステップアップした試合展開にしようと決め過ごしてきました。しかし、各ポジションで決めた目標を達成すること、前節での反省を生かし、成長したことを証明するゲームにするということはできませんでした。なぜこのような状況に陥ってしまったのか?それは、「見据える力」が足りない、これに尽きるのではないかと思います。練習に臨む顔つき、目つき、態度からも明らかでありました。どこか抜けている、そう言わざるを得ない状況でした。そのような状況で以下の言葉を知り、はっとさせられました。
 「ただ勝つことに未来はない。その場しのぎでやって、それが永遠に続くことはない」
 今、私は、自分は未来を見据えているのだろうか。目の前の相手だけではなく、その先に対戦する相手をも見据えているだろうか。目の前にとてつもなく強い、上手い相手がマッチアップすることを見据えているだろうか。思い通りにいかない時、どう状況をどう打開するか見据えているだろうか。それらを踏まえた上で、今回の結果、今の取り組みでどうであったかを考えてほしい。目の前の相手にただ勝てばいいのではなく、その先も見据えた上でどう勝つのか。その上でどんな練習をするのか。これらのことにどれだけの人間が気づいているのか。
 元ラグビー日本代表監督のエディジョーンズさんは、
 「技術的にも感情的にも,常にやる気が満ちあふれている組織はありえません。生きていく中で100%頑張る気持ちになれない朝もあるでしょう。でも、そういう日こそ自分を奮い立たせないといけません。波を小さくさせ、一貫性を保つことが成長の差を分けるのです。」
とおっしゃっています。試合直前に焦るのは当たり前、如何なる時でも目の前だけではなくその先をも見据えることが成長し続けるために必要な心構えだということなのではないでしょうか。
 未来を見据えた時、どんな心構えで、どんな取り組みを今すべきなのか、今一度自問自答しながら過ごしてまいります。