2017年06月26日

「オオカミの群れ」

 先日、私の中学時代の恩師から「No.2理論―最も大切な成功法則」(西田文朗)という本を薦めていただきました。主な内容は組織におけるNo.2の重要性についてですが、その中に我々の春シーズンを振り返ったような、考えさせられる文面が記されていました。
 「オオカミの群れにもボスがいて、手強い相手と戦う時には見事な連携プレーを見せる。しかし、彼らは仲間に指示を出したり、落ち込んでいる仲間を勇気付けたりしない。これは、本能的な一体感があるがゆえである。人間は、このような本能的な連携プレーができないからこそ目標を掲げ、それを確実に、効果的に行うのである」
 春シーズンを終え、これまでの我々を見つめなおした時、まさにこの本における「オオカミの群れ」になってしまっていたのではないかと痛感しました。たただやみくもに練習するだけ。気持ち、気持ちと声を荒げて言うだけ。監督がパナソニック戦の試合後、「気持ちだけで試合に勝てるわけがない」とおっしゃった事が全てであったと思います。
 春シーズン、学生相手には勝利したものの、その勝利は次に繋がるものだったのだろうか。パナソニックの敗戦を心の底から悔やんでいる者がどれだけいるのだろうか。勝利と敗北から何を得たのか。
 自分たちは弱い。その分やらなければならないことは山積みです。しかし、何事もただやみくもにこなせばいいという訳ではないということを春シーズン通して感じました。自分たちが例年以上に弱いという事実を受け入れつつも、「何を、いつまでに、どのように達成するのか」と冷静に計画的に考える力、これこそが私自身を含めたチーム、特に4年生に足りていません。
 気持ちを発揮するための土台作りができるか否かは8月の練習開始までの期間にかかっています。もう一度、一人一人が自分自身を見つめなおし、「あとはやるだけ」という思いで8月を迎えられるよう取り組んでまいります。