2016年12月20日

約束の聖地

 今年の春、新チームが始動して間もない頃、トレーニング合宿が行われました。1日のトレーニングを終えて、全体でミーティングをした後、みんなが部屋に戻った後で幹部と次のような話をしたのを覚えています。
 「甲子園で入場したいなぁ。」
 「しんどい時、甲子園でプレーするの思い出したら頑張れるわ。」
 「もう1回あそこでやりたいなぁ。」
 「絶対甲子園行こう。全員で入場しよう。」
 一昨日の甲子園ボウル入場の際にそんな春シーズンからあった出来事が全て走馬灯のように頭に浮かんできて涙がこみ上げてきました。
 早稲田大学は初めて対戦する相手であり、未知なことが多く、前日までは得体のしれない不安にかられていましたが、無事に勝利することができ、ようやくライスボウルへの出場権を手に入れました。試合後の真っ青なスタンドに向かって歌った空の翼、その後の記念撮影、全てが2年前、先輩方に連れてきてもらった甲子園よりも最高で、幸せな時間でした。
 「自分でやるからおもしろい。」
 これに尽きると思います。
 立命館大学戦や甲子園ボウル、ライスボウル、こういった大一番のゲームで自分達の力を発揮するのは難しい、と毎試合つくづく感じています。不安に感じて練習をして、いろんなことを想定して準備をして、試合に挑んではいますが、点差やシチュエーションを考えずに何があっても目の前の1プレーに集中し続けるのは並大抵の覚悟ではできない。そこには「自分は何をしたい」「自分はこうやってやる」「自分はこうなりたい」そういった強い想いがあって初めてなせることです。
 今シーズンのはじめ、社会人と自分たちは何が違うのか、を考えたときに出てきたのは「フットボールへの向き合い方」でした。彼らは仕事、家庭を持って忙しい中で時間を作りフットボールに全力を注ぎ、日本一を目指してやっている。理由は様々でしょうが、きっと全員がフットボールをやる理由、そしてそのチームで自分が何をしたいのか、確かなものを持っている、だからこそ本番のゲームに強いのだと思います。
 ライスボウルの相手、富士通FRONTIERSは2年前敗れた相手です。個人的には社会人に勝つにはキッキングゲームで上回る必要がある、そんな事を考えさせられた試合であり、富士通がライスボウル出場を決めた時から心の中で沸々と彼らへのリベンジに闘志がわいてきました。
 この2016年FIGHTERSは泣いても笑っても1月3日が最後の試合となります。この1年間、「このチームで何をしたいのか、どうなりたいのか」という訴えに応じて、キッキングに捧げてくれた選手もたくさんいました。今年度のチームの集大成として、残りの日数を1年生から4年生まで「自分は何がしたいのか」心に問い続けて、チーム全員が悔いの残らないゲームにできるように過ごしてまいります。
 大変遅くなりましたが、日ごろからご支援いただいているOB・OG、後援会の皆様、昨日の甲子園球場に足を運んでくださった皆様、テレビの前で応援してくださった皆様、この様な大舞台で試合をさせていただく度に、素晴らしい環境でフットボールができていることを身に染みて感じています。本当に感謝しています。ありがとうございます。

2016年12月05日

感謝

 昨日の立命館大学戦にお越しくださった多くの皆様、悪天候にもかかわらず最後の最後まで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。前半とは流れが一変し、後半は立命館大学の執念に圧倒されかけましたが、皆様のご声援のおかげで、勇気をもらい、何とか自分たち自身を信じてやりきることができ、26-17で勝利を収めました。試合後の整列で、昨年の立命館大学戦では先に歌うことができなかった、「空の翼」を、青で埋め尽くされたスタンドを目にしながら、胸を張って歌うことができた時にはこみあげてくるものがありました。
 試合後、1年間一緒に戦ってきた4年生に対して「ありがとう」の言葉が自然と出てきました。4年生が情けないと言われ続け、少しずつですが、もがきながら成長を重ねて、このような結果を出せたこと、そして、このチームでこのメンバーでまだ一緒に戦えることがうれしくてたまりませんでした。今まで立命館に2回勝ったことが無いとか、雨の12月4日の立命館戦、などジンクスの多い試合ではありましたが、このメンバーで新しい歴史を作れたことを誇りに思います。
 私たちがここまで来ることができたのは、OB/OGをはじめとするFIGHTERS関係者の皆様のご支援や叱咤激励、そして毎試合会場に足を運んで応援してくださったファンの皆様の支えがあってのことです。本当にありがとうございました。まだまだ発展途上の私たちですが、これからも毎日をFight Hardし続け、進化し続けます。
 そして、立命館大学というライバルがいたことを胸に、彼らの分も甲子園ボウルで西日本代表として早稲田大学を圧倒したいと思います。これからも皆様の温かいご声援をよろしくお願いいたします。