2016年10月30日

「100%」

 久しく更新が滞ってしまいました。やりたいゲームができずに、ずっと暗中模索を繰り返しており、負ければ引退が決まるという試合を前に、なかなか筆ならぬタイプが進まない、というのが正直なところでした。
 関西大学戦を無事勝利で終えましたが、あくまでもうまく得点が入り、オフェンス、ディフェンス、キッキングがかみ合って点差がついただけで、私たちの内容が完ぺきだったわけではありません。あの試合、あの時の関西大学相手に立命館大学なら何点取るか、どんなゲームにしただろうか。
 このブログでも何度も書いてあるように、私たちのフットボールは緻密さが命です。おそらく、どの大学よりも1プレーについて掘り下げて意図を理解し、何が来ても対応ができるように想定し、その反復練習を繰り返しています。その質がまだまだ低いからこそ試合で苦労しているのが実際のところではありますが、それこそFIGHTERSが勝ち続けてきた所以であると思います。
 「毎日100%を目指せ」「試合では、良くて80%しか出せへん」
 これは監督がよくおっしゃる言葉なのですが、毎日100%成功させることを目指して取り組まないと、試合の大一番でその1Playを成功させるのは無理だということです。確かに先日の関西大学戦でも、試合で結果を出した人間は2週間苦しんで、もがいてきた選手でした。
 大切なのは、220人いるうち何人がこれをやるか。京都大学は2枚目や3枚目、若い選手が出ると、そこを狙ってくる。覚悟が決まっていないとあっという間にやられてしまう。4年生や試合に出ているメンバーがやるのは当たり前で、2枚目以降や、試合には出られないメンバー、キッキングで少しだけ出場することが決まっているメンバーそれぞれが毎日100%成功させることを目指して準備をする。
 当たり前のようにも感じますが、80%を出そうと思って取り組めば、80%以上の力を発揮することは難しく、それ以下の力しか出せない確率が高くなります。あの京都大学に、あの立命館大学に勝とうと思えば、勝負所で100%決めきることしかありません。毎日の練習で、100%を目指して準備して、それができたかできないか。その日勝ったか、負けたか。ひたすらそれを2週間繰り返して、京都大学に挑みます。

2016年10月07日

どんな選手になりたいのか

 龍谷大学戦を終え、早くも次の神戸大学戦が目前に迫っています。
 龍谷戦を終えて残ったのは、何とも言えない違和感でした。このままでは立命館大学や関西大学、京都大学に勝てない、という焦りとは別に、チームとして何らかの違和感がありました。何がおかしいのか分からず、ただ目の前の練習やミーティングに取り組むだけでした。
 そんな中、10月に入り、企業の内定式に参加しました。関西の1部リーグで同じフットボールをしている同期もいて、シーズン中ではありますが、彼らといろんな話をして、気づかされたことがありました。
 ある大学ではアナライジングスタッフがおらず、トレーニングや練習を終えてから、全て自分たちで分析を行い、傾向を出して、Playを考えるところまでやっているということで、夜遅くから分析の作業が大変だという話を聞きました。彼らは私たちの試合でも様々な仕掛けを用意しており、スペシャルプレーやギャンブルをことごとく通してきました。また、立命館大学戦でもプレーが崩れてからもゲインを重ねるなど、「魂」のこもったプレーが目立っていました。なぜ、そんなにスペシャルプレーやギャンブルが決まるのか聞くと、彼は「死ぬほど準備したけど負けた」と自信満々の顔で答えてくれました。
 私たちのチームにはアナライジングスタッフがいて、彼らの情報を基に選手は練習やミーティングを行います。彼らが分析をして相手の傾向を出してくれるおかげで、選手たちは自分自身の身体のコンディションを整えるのに時間を割くことができます。それは日本一を目指すうえで必要であったからこそ生まれたシステムであり、役割であると思う。
 しかし、今のチームには受け身な選手が多い。受身な選手の集団が勝てるわけがない。自分がどうしたいか、どうなりたいか。8月に前島先生からいただいた言葉をもう一度ここに記したい。

「自分で種をまきなさい。人がまいた種を見たければ、それまでだ。ひとりひとりが自らの種をまいて、全員で秋の収穫を喜んで迎えよう。」

 負ければ終わりのシーズン、今、自分たちは自分で種をまいているだろうか。4年生はあと1ヶ月と少しで自分たちのシーズンが終わるかもしれない。今引退を迎えて、胸を張って「やりきった」と言えるだろうか。
 次戦も全力で挑みます。