2016年08月26日

FIGHTERSの4年生

 8月10〜18日に東鉢伏にて行われた夏合宿を終え、現在は秋シーズン初戦の同志社戦に向けて準備を進めています。合宿中に遠方よりお越しいただいたOBの皆様、またはこの合宿に当たりご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。チームが変わるための貴重な合宿でしたが、私たち4年生にとっては何かをつかめたという自信よりは、恥ずかしながら多くのことに気づかされた合宿となりました。それは私たち4年生が「考える」ことに向き合ってこなかった事が原因だと感じています。
 勝ちたい気持ちがあって、立命に勝つためには何をすればいいのか、今の課題は何で、どうすれば改善されるのか。そういった具体的な考えが自分たちの中で当たり前ではなかったことに気づきました。気持ちがあるのは当たり前、一方で私たちがやろうとしている相手は気持ちだけで勝てる相手ではない。私たちの目指すフットボールはもっと高い次元にあり、そこを目指し続けることがFIGHTERSのフットボールであると私は考えます。
 昨年11月に立命館大学に敗れ、そこから4年生になってあっという間に秋シーズンが始まろうとしています。過去の4年生の先輩方にもいろいろと思うことや、感じることがありましたが、いざ自分がその立場になると、私自身を含めて4年生は盲目になりやすいと感じています。
 4年生になった途端、「FIGHTERSの4年生」とは何なのかを考えるようになり、FIGHTERSの4年生を目指し、「やらないといけない」という壁にぶち当たります。こうなってしまうと、義務感から4年生を演じ、プレーの面でも今までできていた事がチームの責任を背負うと動きが固くなって思うようなプレーができなくなり、もう何が何なのか、客観的な判断もできなくなっていく。私はスペシャリストとして、三輪さんや、西岡など、究極の責任と重圧に一度は潰されかけたキッカーを見てきました。チームの勝敗の責任と向き合い、「FIGHTERSの4年生」と向き合い、それを乗り越えて「自分が何をしたいのか」という純粋な想いを強く持つことができた時に、ようやく大一番で勝負できる腹の据わった選手になるのだろうと思います。
 私たち4年生は負ければ終わりのシーズンが始まります。いろんな課題を抱えていますが、一人ひとりが自分自身と向き合い、「自分が何を成し遂げたいか」を強く心に抱き、大一番で腹を据えて勝負ができるように、毎試合全力で挑んでまいります。

2016年08月04日

自分の種

 春季のテスト期間が終わり、秋シーズンを迎えるにあたって最も重要な8月の練習がいよいよ始まりました。練習の初めに前島先生よりお祈りがあり、次のような言葉をいただきました。
 「自分で種をまきなさい。人がまいた種を見たければ、それまでだ。ひとりひとりが自らの種をまいて、全員で秋の収穫を喜んで迎えよう。」
 1年生もほとんどのメンバーが防具を着けて練習に参加し、グラウンドは人で溢れかえっています。これだけの人数がいれば、試合に出場できる限られた枠を獲得するのは並大抵の努力で叶うものではありません。隠れようと思えばいくらでも隠れることができて、人のまいた種に乗っかって収穫を喜ぶことはとても容易い。
 しかし、本当のおもしろさはそこには無い。自分自身がどうなりたいか、自分のパートをこうしたい、自分のチームをこうしたい。そういう想いがあって、それに向けて毎日を必死で過ごす。その繰り返しで、できていなかったことができるようになっていく。それはとてもしんどくて、時には目をそむけたくなることもあるが、そこに本当の「おもしろさ」があるのだと思う。
 人から注意されることや、分からないことを人に聞くことはよく見る光景であり、ごく普通のことであって、それをどれだけ自分の心の中にとめて、練習以外の時間に自分が本当に納得いくまで考えることができるか。グラウンド外で考えることがまだまだ苦手なチームだと思います。
 小中高時代の夏休みの宿題と同じで、人からやれと言われてやることほど退屈でつまらないものはない、と私自身常に思っていました。自分で悩んで考えて、自分の方法でやって結果をだすからおもしろい。
 この夏でチーム全体の練習はVとJVに別れてしまいます。シーズンを経て、メンバーが入れ替わることは頻繁にありますが、Vメンバーはチーム全員の“勝利”を背負って戦う責任があり、JVメンバーはチームが勝つ為にスカウトチームとしてVチームと戦う責任があります。
 それぞれにチームの中で与えられた役割や責任はありますが、その中でひとりひとりが自分は「こうやりたい、こうなりたい」という想いを持ち続け、全員が「考える」ことに向き合えば、より強い個の集団となり、チーム力が上がると考えています。授業がなく、フットボールに向き合える時間がある今だからこそ、考えに考え抜いて、自分自身で種をまき、自分の力で収穫に迎えるようにこの夏を過ごして参ります。

2016年07月13日

勝ちに徹する

 ブログの更新がかなり滞ってしまいました。メキシコ遠征を終えて帰国してすぐに書こうと思っていたのですが、遠征を経てあまりに多くのことを感じ、自分の中で考えの整理がつかずにこんなに日が経ってしまいました。

 メキシコ国立自治大学(UNAM)PUMASとの試合は『自分たちより強くて大きな相手にどう戦うか』をテーマにして臨んだ試合でしたが、17-13という結果で勝利はできたものの、何ひとつ満足を得られない試合内容でした。
 試合後にPUMASの選手と交流する機会があり、数人と話をしましたが、全員から共通して感じたことがありました。それは、彼らは「フットボーラーとしてのプライドが違う」ということでした。中南米で最も優秀とも言われている大学だけあって、医者を目指している人や、弁護士、中には政治家を目指している人もいました。そんな彼らに、忙しい中で何故フットボールをするのかを尋ねると、「人生そのもの」「やらない意味がない」「色んなことを学んでいるから」といった答えが返ってきました。
 今同じことをFIGHTERSのメンバーに聞くとどういった答えが返ってくるのか。試合終了時に彼らが拍手をしながら我々の勝利を祝ってくれた姿を思い出し、勝負だけではない、フットボーラーとしての誇りを持って生きている姿は見習うべきものでした。
 詳しい試合内容や、体験した話は今年度のイヤーブックにも掲載されますので、ぜひそちらをご覧ください。

 さて、春のシーズンの試合は全て終了しましたが、春をふりかえると、「勝ってしまった」試合がほとんどでした。試合を重ねるごとに確かな成長をしてきたわけでもなく、いろいろな事をなんとなく見逃してきました。今春、ひとりひとりがもっとフットボールに自主的に、前向きに取り組めるようにと「のびのびやらせよう」という考えのもとスタートしましたが、その考えがチームを甘くしてしまいました。決して悪いことだけではなかったこの春シーズンではありますが、主務として責任を感じています。
 一方で、これまでなんとなく言われてきたこと、理由は分かっていないけど教えられてきたこと、それぞれの大切さを、身をもって体験し、気づき、その真意を知ることができました。言ってしまえば「何をいまさら」という話なのですが、これもチームの歩む1歩としてしっかりと受け止め前に進んでいきます。
 今の我々に足りないのは「勝ちに徹する」ということです。過去に勝ってきたチームや栄光を掴んだチームに共通する要因はあるかもしれませんが、これをやれば勝てる!という正解は存在しません。だからこそ、目の前で起こっている課題にひとつひとつ向き合い、解消し、勝つ確率を1%でもあげる。その積み重ねが勝ちにつながる。この春シーズンは小さなことや細かいことまでこだわらず、その大切さもちゃんと理解していませんでした。
 これまでは自分たちで色んなことを試したり、考えたりしてきましたが、ここから先は勝つためだけにやります。どれだけやったら勝てるかわからないからこそ、「そんなことまで?」という事まで、全部信じてやるしかないと思っています。8月からの練習に向けて、もう一度自分たちが何をしたいのか、何をするのか明確にして、勝つためにこの7月を大切に過ごしていきます。

2016年06月04日

「勝つ」ことの難しさ

・関西大学戦 17−13 ゴール前での相手のミスがなければ負けていた試合
・明治大学戦 27−25 敵陣での相手の反則がなければ負けていた試合
 2つの試合終え、どちらも負けたといっても過言ではない内容でした。中には良い反省もありましたが、共通して言えるのは、関大戦後の鳥内監督のコメントにあったように、「最後は勝てるだろう」と思っている人間がまだまだ多いことです。
 「誰かが勝たせてくれる」「誰かがやってくれる」そんな考えがまだまだチームに存在している。私自身が下級生の時を思い出すと、相手がどんな強さかもわからずにただ、4年生の必死な姿に心を動かされていました。
 強かったのは過去の先輩方、過去のチーム。
 関大戦、明治戦と厳しい試合が続き、勝つことの難しさをひしひしと感じています。今のままでは関西リーグを勝ち抜くことすら難しい現状に、私たちはどれだけの危機感を持っているのか。この結果を謙虚に受け止め、春の集大成であるメキシコに向け、ひとつひとつ丁寧に必死で取り組むしかありません。

 さて、6月1日を迎え、今年度の就職活動が解禁されました。就職活動を経て感じているのは社会からFIGHTERSが評価を受けていること。しかし一方で、全く知らない人たちも存在する。私たちが見ている、知っている社会、世界はまだまだ小さく、「フットボールで日本一を目指した」ことなど認められない世界も存在するということ。重要なのは、ヘルメットを脱いだ時にどんな男なのか。つまり、フットボールから離れたときに自分に何が残るのか、だと思います。
 家の近所のお寺の掲示板に隔週に一度言葉が紹介されていて、いつも前を通るときにその言葉を楽しみにしているのですが、先週、このような言葉が掲載されていました。
 「人生けるとき勤めずは、根の無き樹にもたとうべし」
 FIGHTERSに入れば、勝手に強くなる、うまくなる、日本一になれる、のではない。FIGHTERSというチームで、「勝たせてもらう」ではなく、「勝つために」自ら考え取り組むことが、自分自身を成長させる太く逞しい「根」となり、ヘルメットを外してフットボールから離れたときにも、その根が自分を支えて成長させてくれる。 「日本一になるために」「勝つために」何をすればいいのか、FIGHTERSの名に恥じない選手・スタッフになるには、自分で考えて行動を起こすこと。新入生には特に肝に銘じていてほしい。

 春のこれまでの結果を受け止め、より謙虚に「勝つために」取り組んでまいります。

2016年05月03日

“強い、かっこいい FIGHTERS”

 こんにちは。
 初戦を迎えてからバタバタしてしまい、更新が遅くなってしまいました。
 さて、4月16日の初戦から我々の春シーズンが始まり、昨日の日本大学戦で3試合が終わりました。それぞれの試合を振り返ってみたいと思います。

◆日本体育大学戦 〜 40−7で勝利
 春から鍛えてきた身体、気持ちをぶつけて攻め続けようと取り組んだが、技術、雰囲気、気持ち全てが準備不足の試合だった。練習と試合を完全に分けてしまっていた。普段の練習で試合を想定させていないリーダーの甘さが露呈した。まだまだチームにリーダーが少ない。

◆京都産業大学戦 〜 56−3で勝利
 若い選手が多く出る中で、未経験のLB泉やWR小田の良いプレーもあったが、ミスが続いた。うまくいかない状況でその状況を打破できる、変える選手が少ない。3rd Down LongやRed Zoneなど、「ここぞ」という時にいつも通りのこだわりややるべきことができない、人としての弱さを痛感した試合となった。FIGHTERSのユニフォームを着て試合に出るということは、どういうことか。1枚目も2枚目も3枚目も関係ない。この選手層ではとうてい勝てない。

◆日本大学戦 〜 23−10で勝利
 昨年は日大に勝っていない。これまでで最も大きくて強くて速い相手で、何があってもビビらずに攻め続けて絶対に勝とうと挑んだ試合であった。随所で臆せずに良いプレーが出て、結果勝つことはできた。しかし、点数はこの倍は入れないといけない試合だった。中でも4年生のファンブル、反則がゲームを崩したことがこの試合で一番いけなかったこと。結局は普段の日常生活や練習から細かいことにこだわらずに、なんとなく生活、練習してしまっている私たちの雑さや考えの浅さが試合での反則やファンブルにつながった。

 マザーテレサの言葉に
「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから
 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから
 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから
 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから
 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから」
という言葉があります。現状は浅い考えが雑な行動をうみだし、習慣化してしまい、それがそのまま試合にでています。この現状を変えるには、人間そのものが変わらないとこれ以上の進化は見込めない。
 私は小学生の時に初めてFIGHTERSの試合を観戦しました。それ以来FIGHTERSに魅了され、強くてかっこいいFIGHTERSに憧れていました。今までのFIGHTERSが何故強かったのか、何がかっこよかったのかを考えてみると、やはり、ここ一番の勝負所に強い、逆境に強い。だからかっこよかった。その生き様や男気を小学生ながらに感じていました。それはきっと毎日を考えに考え抜いた結果、人としてかっこいい男になったからだと感じます。
 私の目指しているFIGHTERSはまだまだ遠く高い位置にあり、現状はとても低い位置にあります。人として強く、かっこよくならないと、秋に強豪を相手に勝負はできないと思います。これからも1人1人の「人」にフォーカスを当てて、強いチームを作っていきます。

2016年04月12日

克己

 「克己(こっき)」とは、辞書によると心の中に起こる衝動や欲望を意志の力によって押さえつけること、とあります。
 いよいよ、自分との闘いの日々が始まりました。これまでの3か月間、朝から晩まで共に過ごし、フットボールに集中することができましたが、環境は一変して、新学期が始まりました。春シーズンの初戦を間近に控え、練習中にも気持ちのこもったプレーが見えるようになってきました。
 一方で、近年、1月から身体を鍛え上げてきたのにも関わらず、この学校生活が始まったとたんにトレーニングがおろそかになり、身体がしぼんで、また基盤を夏に作り直すという無駄足を踏むことが続いています。3か月間、フットボールの時間を割いてトレーニングに力を入れてきた、この期間を無駄にしないためにも、今の自分の身体から目を背けずに、取り組んでいく必要があります。
 トレーニングだけではなく、これまでは全員で集まれていた反省ミーティングや戦術ミーティングにおいても、授業によって十分な時間の確保が難しくなります。これまで以上に1人1人の意識、選択に任されることになります。
 人間は弱い生き物で、2つの道に差し掛かった時に、どうしても楽な道に逃げてしまいます。そんな時に気づきを与え、お互いに引きとめ合い、一緒にしんどい道を選んで歩いてくれる。それこそが「仲間」であり、「戦友」であると私は思います。しんどい時、逃げ出したくなる時に、仲のいい「友達」から、本気の「仲間」にならないと我々の目標は達成できません。1人1人に委ねられているからこそ、克己して向き合った者は自立し、人として強くなります。そんな人間の集団を作っていきます。
 入学式も終わり、新入生も既に練習に参加しており、200人を超える大所帯となりました。隠れようと思えば隠れられる。でも、
 「それでええんか?」
 この部の門を叩いた時に自分自身が心の中で描いた夢や目標。それを今一度思い出して、毎日勝負していきます。そして、16日の初戦で、私たち2016年Fightersの全てをぶつけたいと思います。

2016年03月27日

負けの要因

 3月20日に春季全体二次合宿を終えました。今回の合宿からはトレーニングだけでなく、フットボールに向き合う時間を増やし、1日1日強く、そして上手くなる為に過ごすことができる毎日でした。1月から取り組んできた、グラウンドで自分の感情をぶつけ合うこと、自分を表現することは、少しずつ成果として見えるようになってきました。
 しかし一方で、浮き彫りになったのは1つ1つの「雑さ」でした。Hit、Tackle、Catch全てをどのレベルで誰を相手に想定してやるのか。それを認識しながら練習している人間がまだまだ少ない。周りで見ている人間が、「そのミスでチームが負ける」という怖さを伝えなくてはならない。私はホルダーとして、キッカーと共にその自分のミスひとつで、チームを負けさせてしまう、という恐怖と闘い続けてきました。どの試合よりも、毎日の練習の方が怖い。そんな練習をしないと、今のままでは、いざ大一番でビビってしまって自分のパフォーマンスを十分に発揮できない選手が多いのではないかと感じています。
 先月行われたファイターズファミリー壮行会で、中学部顧問の西村径展先生がスピーチの中で次のようにおっしゃっていました。
 「勝つ要因は相手にあり、負けの要因は自らにある」
 私たちはよく「勝つ確率を1%でも上げるために」と言っていますが、これまでのシーズンで私たちが勝ってきた理由は相手がミスをしてくれていた結果であり、反対に昨年は自分たちがミスを犯した結果、立命館大学に敗れました。つまり言葉を裏返せば、「負ける要素」を1つずつ確実につぶしていく必要があるということです。下手くそだからこそ必死で練習をして、お互いに高い基準を求め続ける。初戦まで残り23日。目の前の1つ1つを全力で挑み続けます。

2016年02月29日

“Toughness” 

 こんにちは。2回目の更新です。
 第1回目の投稿の後、様々な方から「読んだよ!」とお声をかけていただき、FIGHTERSを応援してくださっている方の多さを実感しました。これからも頑張って更新させていただきます。
 さて、2月の15日から21日まで春季一次全体合宿を行いました。この一次合宿は私にとって今年で3回目ですが、あらゆる合宿の中でも最も過酷で地獄に近い記憶があります。その映像の一部を昨年テレビで取り上げられたこともあってご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、山奥にこもってその土地をフル活用するトレーニングをこれまで経験してきました。今回は種々の事情で学校で行われたこの合宿、今までと同じ合宿をしないために、私たちはチームとして2つのコンセプトを掲げました。
 “心身ともにToughに”
 “己を表現する”
 秋シーズンになれば耳にしてきた「俺らは立命や社会人に1対1やったら負けている。だから精密さで勝負しよう」というこの言葉。1playの理解を極限まで突き詰めて精度で勝負するというのは、FIGHTERSが王者であり続けてきた大きな要因ではあると思う。しかし、それがどこかフィジカルから目を背け、戦術で勝負しようという「逃げ」になっていたのではないか。1対1で勝負できないと、精度にも限界がある。そういう意味を込めてタフになるという目標を立てました。
 “己を表現する”というのは、自分の「勝ちたい!」という想いを表現しようということです。FIGHTERSでは「一喜一憂するな」とよく言われます。勝って初めて喜べばいい、と。しかしそれがどこか「自分の気持ちを出すのは悪いこと」と勘違いし、その結果、昨年のチームは1人1人が自分の本音を隠して縮こまってしまいたように思います。練習中からの本気の勝負や喧嘩、やられたらやり返すという「おもろいFootball」をもう一度取り戻そうという意図で立てました。
 合宿を終えての感想は「これで良かったんかな」というものでした。確かに体は大きくなり、例年の合宿より全員が前向きにトレーニングに向き合い、自分の殻を破って出てきた選手もいました。ただ、これで彼らに近づけたのか。きっと立命も同じようなトレーニングをやっているはず。どこで差をつけに行くのか。自分たちのコンセプトはどれくらい達成できたのか。合宿を終えたときにチームの何人がそう感じることができたのか、とても不安になりました。この合宿をスタートにして、次のステップに進むために、良いチームから勝てるチームへと変化が問われている時期です。根性や気持ちを出して頑張るのは当たり前。「勝つために」何をするのか。AgilityやHitの1つから何にこだわって立命や社会人と差をつけるのか。春の初戦まであと1ヶ月半。皆様に新しい2016年のFightersをお見せできるように、春学期の授業が始まるまでのこの期間が勝負だと思って過ごしていきます。
 チームが進んでいけば新たな不安が生まれ、それに向き合えばまた新たな悩みの種が出てきます。きっと1月3日まで不安や悩みが尽きないことはないと思います。それをチームの成長のチャンスととらえてどれだけ前向きに挑めるのか。タフな男になります。

2016年02月15日

2016主務ブログスタート

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 はじめまして。2016年度FIGHTERSの主務を務めさせていただきます、石井 宏典(いしい こうすけ)と申します。1年間「チームの今」を皆様に伝えていきたいと思います。ここ数年、このブログの更新数が減ってきているので、今年度はしっかりと伝えていきたいと考えております。至らぬ部分が多くございますが、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

 はじめに、私の簡単な略歴を紹介させていただきます。

2007年 啓明学院中学入学
 タッチフットボール部でQBとして春シーズンに関西優勝を経験

2010年 啓明学院高等学校に進学
 アメリカンフットボール部にQB/H(ホルダー)として所属
 高校3年時に関西大会で、42ydのサヨナラFGを経験

2013年 関西学院大学総合政策学部に進学
 神戸三田キャンパスから通うこともあり、H(ホルダー)としてチームに貢献することを決意
 幸いにも1年時の関西大学戦より昨シーズンまでほぼ全ての試合に出場

 そして今年度、主務に就任しました。
 創部以来初の選手兼主務でありますが、チーム状況や自分たちが勝つためにもう一度「主務」という存在の意義を4年生で話し合った末の決断です。歴代の主務はマネージャー(MGR)から選出されていた為、私と同じく立候補していたMGRの小桜にとっては本当に究極の選択であったと思いますが、彼は「チームの勝利」のために様々な恐怖と闘う覚悟を決め、プライドを捨て、私に託してくれました。
 私は彼をはじめとするこのチームの学生スタッフ全員の想いも背負って、主将・山岸と共に、「人間としてタフな集団」を作っていきたいと考えております。
 まだまだチームも私自身も未熟でございますが、自分自身が「最後の1Playを託される男」をこれからも追求してまいります。そして、昨年の借りを返すべく、1日1日を大切に全力で取り組んでまいります。
 今年度も皆様の暖かいご声援をよろしくお願いいたします。

関西学院大学体育会アメリカンフットボール部
2016年度主務 石井 宏典

2015年12月17日

何を遺すか

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 先日の日本大学との試合、東京ボウルは17対17で引き分けという結果に終わり、2015年度ファイターズは、この試合をもってシーズン終了となりました。
 まずは今年ファイターズをずっと応援してくださった皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。東京ボウルは関東での開催でしたが、「そんなことは関係ない」と言わんばかりに埋まっている満員のスタンドを見て、このチームで4年間やれたことは幸せなことであったと感じました。チームは様々な人の助けがあってこそ成り立つものであると重々分かっているつもりでしたが、改めてそれを思い起こさせるスタンドでした。これまで、様々な方に協力していただいたこと、様々な方にご迷惑をお掛けしたこと、全てが今年のファイターズを形作るものになったと思います。本当にありがとうございました。
 最後は勝って終わりたかった。この一言に尽きます。立命館大学との試合後、日本大学に勝つために過ごすと決めました。勝って終わると決めて2週間を過ごしました。その結果が引き分けでした。この試合が、泣いても笑っても今年度ファイターズ最後の試合。1月3日にライスボウルで負け、「社会人を倒して日本一」を掲げて始まったチームの取り組みの結果が引き分けでした。それだけのことだったと言えば、そうなるのでしょう。ただ、この結果に意味がなかったとは思いません。
 「何を遺すか」。この2週間、4年生に与えられたテーマであったと思います。本来なら引退しているはずのこの2週間で、後輩たちに何を遺せるのか。私たち4年生はリーグ戦準優勝という結果に終わってしまいました。このことをただ単なる結果として終わらせてしまうのか、来年以降の後輩たちに遺すべきものとして活かすのか。私自身、立命館大学戦まで後輩たちに遺せたものは全くありませんでした。全くもってふがいない私に、最後までついてきてくれた後輩たち。本当に迷惑ばかり掛けました。その後輩たちのためにも何かをしなければと決めて2週間を過ごしました。
 まだ何か伝えられていないことがあると思います。グラウンドで表現できる期間は終わってしまいましたが、それ以外で伝えられることがまだたくさんあると思います。現役を引退しても、私たちはファイターズの一員です。立場が変わってもファイターズのために、後輩のために出来ることをしたいと思います。